親子で挑戦、マヨネーズでピーマンを食べやすく キユーピーがチャレンジ企画
キユーピーは6月12日、東京都調布市のマヨテラスで親子向けのピーマンチャレンジ企画を開催した。これまで同社ではピーマンをマヨネーズで炒めると苦味を感じなくなるという知見があり、10年ほど前からピーマンなどの野菜の苦みを低減させる研究を進めてきた。今回のチャレンジ企画は幼児と保護者らを対象に行ったもので、25人が参加した。 子どもたちは講師から作り方のポイントを聞くとマヨネーズを油代わりに使ったピーマンのオープンオムレツを調理。調理体験を終えた参加者は自分たちが作ったオムレツを実食し子どもたちは「ピーマンの苦味がなくておいしい」と喜んだ。 キユーピーの研究によると、25種類のヒト苦味受容体の中で「TAS2R8」が、ピーマンの苦みの認識に寄与していることを突き止めている。また苦味受容体を導入した培養解剖を使う方法で、卵黄たんぱく質がピーマンの苦みを抑制することを客観的に確認。ピーマンの主要な苦味成分はクエルシトリンでクエルシトリンとともに卵黄たんぱく質を投与することでTAS2R8の応答強度が下がることが分かっている。