24歳「アイドル✕気象予報士」椿野ゆうこさん、大胆すぎる挑戦、驚きの裏側
5%。これは気象予報士試験の合格率を表す数字だ。 合格率が低い超難関試験として知られ、気象庁にはわずか1万2095名のみが気象予報士として登録されている(令和6年3月29日現在)。 そんな気象予報士試験に合格し、晴れてお天気キャスターとしてデビューしたアイドルがいる。椿野ゆうこ、24歳。 アイドルグループ「ひめもすオーケストラ」所属。 元気いっぱいにステージでパフォーマンスを繰り広げる彼女は、どうやって気象予報士となったのか。アイドルであり気象予報士でもある、椿野ゆうこに迫る。 【写真で見る】「“自死遺族”の苦しみ」を告白し、大きな反響を呼んだ、24歳「アイドル✕気象予報士」の椿野ゆうこさん、その素顔
*この記事の続き:「“自死遺族”の苦しみ」24歳アイドル、告白の真相 ■「お天気キャスターとしてもデビュー」したアイドル 「小さい頃、気温の変化にすごく惹かれたんです。同じ場所なのに気温が全然違うってことが面白いなと思ったんです」 こう天気に興味をもったきっかけを語ってくれたのはアイドルグループ「ひめもすオーケストラ」のリーダー、椿野ゆうこ(24)。 ステージでパフォーマンスを繰り広げるライブアイドルであり、最近では写真集なども出すグラビアアイドルとしても活躍している。
彼女のもうひとつの顔が、気象予報士である。 気象予報士といえば、合格率5%前後といわれる超難関試験。そんな気象予報士試験を突破し、今年9月からお天気キャスターとしてもデビューを果たした。 ライブアイドルである彼女が、いったいなぜ気象予報士となったのだろうか。 その原点は彼女の幼少期にあった。 「母が青少年科学センターの仕事をしていて、小学生の頃、よくそこに遊びに行ってたんです。そこで科学に興味を持ったのが最初ですね。気象コーナーとかで学んで。それで天気が好きになりました!」
生まれは京都府。京都市青少年科学センターに通ううちに科学を好きになり、なかでも、竜巻の発生メカニズムや気温や風速の測定など、気象コーナーの天候に興味を惹かれた。 何度も通っているうちに椿野はみるみる科学大好き少女、今でいう「リケジョ」(理系女子)となっていった。 夏休みの自由研究は、もちろん毎日の天候観測。毎日の観測で小学生ながら「あること」に気がついた。それは寒暖差が大きいということ。 「京都は盆地なので寒暖差がすごいんです。小学生の頃、毎日気温を測っているうちに『同じ場所でもどうしてこんなに1日の中で気温が違うんだろう? 面白いな』って思ったんです。その頃からですかね、漠然とですが『天気の研究をしていきたいな』と考えたのは」