本当に「高級ワイン」を選ぶべき? ワインオーダー時の“落とし穴”をプロが解説
高価なワインほど良いと考えてしまう
ブランドだけでワインを判断できないように、価格だけで選ぶのも得策ではありません。タトル氏によると、品質と価格が比例すると思い込んで、最も高価なワインを選ぶ人も少なくないそうです。 「高価なワインほど、良いものに見えてしまうかもしれません。確かに特定の品種やブランド、年代にこだわるのなら、高値になってしまう傾向はあります」とタトル氏。「ただし、その点にこだわらないのなら、高価だからといって価値があるとは言い切れません」 多くの場合、ワインの価格は、品質や生産コストよりも、市場に受け入れられるかどうかを基準に値づけされることが多いです、とパー氏は明かします。つまり、マーケティングの影響も大きく受けるということです。 金額だけではなく、自分の好みや味覚を頼りに選ぶのが賢い選択といえそうです。
Translation: Tomoko Takahashi From Veranda