【令和の保活】待機児童ゼロなのに空きがない? 選択肢は広がるも1歳児クラスは要注意! 最新の保活の実態を普光院亜紀さんに聞く
保育園に落ちてしまったら?
自治体によって前後しますが、保育園の申し込みは10~11月ごろ、結果は年明け以降に届きます。もし不承諾通知が届いたら、どうすればよいのでしょうか。 ■2次募集や認可保育園以外をチェックする 「まずは認可保育施設の2次募集をチェックしてください。1次選考で空きが出た保育園に限られますが、2次募集がある園も少なくありません。地域型保育事業(認可保育施設)といわれる0~2歳児を対象とした小規模保育や家庭的保育(保育ママ)は空きが多くなっています。 それもダメなら、東京都の認証保育所のような自治体の認定を受けた認可外保育施設などへ対象を広げれば、どこかしら空いていることが多いと思います。絶対に復帰しなければならないという人も、そこまでドキドキしなくても大丈夫だろうと思います」 ただ、再申し込みまではあまり時間の余裕がないので、検討は急ぐ必要があります。 「事前の倍率を見て落ちる可能性がありそうなら、認可保育園だけでなく、地域型保育事業や認証保育所も含めて、“もし落ちたら、ここでもいいかな”という候補をチェックしておくとよいですよ。見学に行けなくても、散歩がてら施設を確認しておくだけでも、いざという時に慌てずに済みます」 このほか助成を受けない認可外保育施設も選択肢になりますが、保育の質の差が大きいことがあるため、よりしっかり見学して選ぶことが重要だといいます。 ■育休延長制度を利用する 「最近は、万が一落ちても育休を延長すればよいと考える方も多いので、その意味では選択肢が広がり、不安感は少なくなっていると思います」 育休を延長するなら、職場には早めに連絡を。状況によっては事前に「今の自治体は入園事情が厳しく、入れないかもしれない」ということは話しておいたほうがスムーズです。また、育児休業延長にあたっては、会社からハローワークに「育児休業給付金支給申請書」を提出してもらう必要があります。会社が手続きに不慣れなようであれば、一言お願いしておくと安心です。