高まる「ホームグロウン・テロ」の脅威 対策には何が必要か?
(※注) 日本人人質事件の概要:イスラム国は、身代金支払いに72時間のタイムリミットを設け、時間が過ぎると、先に拘束した人質一人を殺害した。しかし、1月27日には新たなビデオを公開し、今度は身代金要求を取り下げ、24時間以内にもう一人の日本人人質、及びイスラム国への空爆に参加したとされるヨルダン軍パイロット(2014年12月に撃墜されイスラム国に拘束)の生命と引き替えに、ヨルダンの刑務所に収監中の女性テロリスト、サジダ・リシャウィ死刑囚を解放するようヨルダン政府に求めてきた。これは、日本政府とヨルダン政府が人質解放に向け共同歩調を取っていると見たイスラム国が、矛先をヨルダンに向け、同国政府を揺さ振ってさらなる収監中のテロリストの解放を意図したものと考えられる