世界王座獲得10年で4階級制覇、2階級4団体統一 無敵の井上尚弥が語った「最高到達点」とは
プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31=大橋)が、ボクシング人生で目指している「最高到達点」について言及した。 IBF、WBO世界同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)との防衛戦(24日、東京・有明アリーナ)を控えた4日、横浜市の所属ジムでの練習を公開。練習前の会見で、14年4月にWBC世界ライトフライ級王座を獲得して以来、今年で丸10年以上も無敗で世界トップに君臨している心境について「この10年、勝ち続けることを大変だと思ってすごしたことはない。ボクシングが好きで、強いやつと戦いたくてやってきた結果がこの10年。この先も気持ちは変わらない」と振り返った。 この10年で4階級制覇を達成し、2階級で世界4団体統一を成し遂げた。今年は東京ドーム防衛戦をはじめ年間3度防衛戦を消化して、来年は海外に再進出して、さらにビッグマッチを3試合予定している。 いったいモンスターはどこまでいくのか。プロ生活で目指す自らの最高到達点について井上は「まず5年、3年前に自分が今ここにいるとは想像していなかった。ここから1年先、2年先も自分では想像もできないことなので、一つ一つ結果を出してクリアしていった先に自分が満足する、納得する場所にいれればいい」と語った。