ランチを職場に持参する場合とコンビニ弁当を買う場合で、生涯でかかるオフィスランチ費用はどれだけ変わりますか?
オフィスランチの費用は、ランチを職場に持参するか、コンビニ弁当を買うかで大きく異なります。経済的な面から考えると、どちらがお得なのでしょうか。手作り弁当とコンビニ弁当、それぞれの生涯にかかる費用を比較し、オフィスランチの費用について考えてみましょう。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
オフィスランチの費用/手作り弁当の場合
マルハニチロ株式会社が実施したアンケート調査によると1000名の全回答者にお弁当1食あたりの費用を尋ねたところ「100円~200円未満」と回答した人が24.4%、「200円~300円未満」と回答した人が29.2%、「300円~400円未満」と回答した人が26.8%でした。 これを基に、お弁当の平均費用は256.5円と算出されました。このデータを用いて、生涯にかかるオフィスランチ費用を計算してみましょう。 ■前提条件 1日のランチ回数: 平日5日(週5日勤務)、年間52週で計算 1年間の労働日数: 5日 × 52週 = 260日 生涯勤務年数: 30年として計算 年間の手作り弁当費用は、256.5円 × 260日の計算で6万6690円です。手作り弁当を毎日職場に持参した場合、生涯にわたるオフィスランチ費用は6万6690円 × 30年 で 200万700円となります。
オフィスランチの費用/コンビニ弁当の場合
各コンビの幕の内弁当の価格を調べたところ表1の通りでした。 表1
出典:各コンビニの公式サイトのお弁当より筆者作成 この情報をもとに、コンビニ弁当の価格の平均値を求めると、以下の通りです。 (398+559+498)÷3=485 したがって、各コンビニの幕の内弁当の価格の平均は485円です。 手作り弁当と同じ条件で(ランチの回数平日5日・1年間の労働日数260日・生涯勤務年数:30年)、生涯にかかるオフィスランチ費用を計算してみましょう。 年間のコンビニ弁当費用は、485円×260日で12万6100円です。生涯にかかるオフィスランチ費用を算出すると、12万6100円×30年で378万3000円です。 ■生涯にかかるオフィスランチ費用を比較すると手作り弁当の方が安い 手作り弁当とコンビニ弁当の生涯にかかるオフィスランチ費用を比較すると、手作り弁当の方が圧倒的に安いことが分かります。以下は、両者の生涯にかかるオフィスランチ費用の比較結果です。 ●コンビニ弁当の生涯費用:378万3000円 ●手作り弁当の生涯費用:200万7000円 したがって、コンビニ弁当の生涯費用と手作り弁当の生涯費用の差額は、 378万3000円-200万7000円=177万6000円 手作り弁当の方が177万6000円も安くなります。