【 防災備蓄のローリングストック! 時短&おいしい超簡単レシピ⑧】カルシウムがしっかりとれるオイルサーディンと、癒しの甘いフルーツ缶で骨活オープンサンド
魚の缶詰の健康効果を取り入れつつ、ローリングストックも実践という欲張り企画。管理栄養士・防災食アドバイザーの今泉マユ子さんから、編集部ギリコが防災備蓄品として買った缶詰を使った簡単レシピを教わる。今回は、カルシウムがとれる「オイルサーディンのオープンサンド」。仕上げのスパイスを替えて味のバリエーションも楽しんで!
避難生活時に心を和ませてくれる「甘いもの」もぜひ備蓄を
ギリコ:今泉先生は防災食について、いろいろなテレビに出演されたり、全国各地で講演をしたりしていますが、どんな食品をそろえておくよう指導しているのでしょうか? 今泉:災害時用に備蓄しておくとよい食品リストを参考として紹介しますが、基本として「普段よく食べるもので、保存のきくものを少し多めに買いそろえておきましょう」とお話ししています。 また、災害が起きると、非日常が続くことがストレスになります。そのようなときに、「いつもの味」を口にすることで安心感が生まれます。ですから防災食のセミナーなどでは、皆さんに「ぜひ、ご自分の好きな食べ物を備蓄してください」とお伝えしています。 例えば、甘いものがお好きな方でしたら、肉や魚介、野菜の缶詰に加えて、フルーツの缶詰を用意するとよいですね。ストレスがかかる災害時には甘いものが心の栄養になってくれます。 ギリコ:そうですね。私もみかんやパイナップルの缶詰を備蓄しています。特にスイーツ好きというわけではないのですが、疲れたときなど、ふと甘いものが食べたくなるときがあります。それで、フルーツ缶を用意していました。 今泉:フルーツ缶のほかに、あずき缶や、ドライフルーツやゼリー飲料などもおすすめです。 また、備蓄食材を普段の食事で使用して、常に新しいものと入れ替えていくという「ローリングストック」を実践するには、普段も食べたくなるものでないと難しいですよね。好きなものをそろえておくようにしてください。
災害時に「確実に食べられる」よう、道具のチェックも
今泉:では今日は、オイルサーディンでオープンサンドを作りましょう。オイルサーディンとはイワシのオイル漬け。小さなイワシを骨ごと食べられるのでカルシウムがたっぷりとれます。 今泉:ギリコさん、先ほどパイナップルの缶詰を備蓄しているとおっしゃっていましたよね? ギリコ:はい、あります。
【関連記事】
- 【40代、50代】美肌も美髪も!防災食のローリングストックを実践しながら、タンパク質を強化したごはんが。更年期世代にうれしい「ホタテ豆乳冷やし麺」<防災備蓄の缶詰で、時短&おいしい超簡単レシピ⑥>
- 【40代、50代】炊飯器に食材を投入するだけの簡単レシピで! メンタル不調改善と疲労回復が! 不足しがちな鉄分もローリングストックしながら摂取できる「アサリとトマトの炊き込みご飯」<防災備蓄の缶詰で、時短&おいしい超簡単レシピ⑤>
- 【40代、50代】防災食のローリングストックをしながら認知症予防、アンチエイジングや骨活も! 抗酸化成分が豊富な鮭缶は、40代、50代の味方!<防災備蓄の缶詰で、時短&おいしい超簡単レシピ③>
- 【40代、50代】タンパク質が体でちゃんと働くには、油をとることが必要だった! その理由は?
- 【40代、50代】骨粗しょう症を防ぐには、カルシウムと同じくらいタンパク質が重要だった!