史上最高額は誰だ?日本人選手の歴代市場価値ランキング11~20位。世界に衝撃を与えた日本代表レジェンド
16位:中村敬斗(現スタッド・ランス) 生年月日:2000年7月28日 当時の所属クラブ:スタッド・ランス(フランス) 最高市場価値:1200万ユーロ(約16.8億円) 更新日:2023年10月15日(当時23歳) 現在23歳の中村敬斗は、この夏の移籍市場でLASKリンツ(オーストリア)からスタッド・ランスへ移籍した。 序盤こそゴールやアシストといった目立った活躍を見せることが出来ていなかったが、9月に行われた代表戦(トルコ代表戦)で先発起用に応えて2ゴールをあげると状況は好転。クラブでもゴール、アシストが生まれ、その良い流れを維持した状態で迎えた10月の代表戦(カナダ代表戦)でもゴールを奪った。これにより同選手の市場価値は10月の更新で自身最高額となる1200万ユーロ(約16.8億円)を記録している。 しかし、残念なことにそのカナダ代表戦で負傷退場。悪質なタックルで左足首に怪我を負い、約2か月間の戦線離脱を余儀なくされた。12月には市場価値が更新され、10月から200万ユーロ(約2.8億円)ダウンの1000万ユーロ(約14億円)と評価された。これはピッチを離れていた期間が長かったことが原因だろう。 それでも先日行われた第17節ル・アーヴル戦で1ゴールをあげ、チームの勝利に貢献。技ありボレーシュートでチームの連敗をストップさせた。このまま今秋のように調子を上げて、ゴールを量産してくれることに期待したい。
15位:南野拓実(現ASモナコ) 生年月日:1995年1月16日 当時の所属クラブ:レッドブル・ザルツブルク(オーストリア) 最高市場価値:1250万ユーロ(約17.5億円) 更新日:2019年12月15日(当時24歳) レッドブル・ザルツブルクでの活躍が南野拓実のキャリアを大きく変えることになったことは言うまでもない。 2019年10月、当時24歳だった南野はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第2戦のリバプール戦に先発出場すると大活躍。前半に3点を奪われて1-3で迎えた後半、同選手は巧みなボレーシュートでスコアを2-3にすると、その約4分後に今度はFWアーリング・ハーランドのゴールをアシストして試合を振り出しに戻した。最終的にチームは3-4で敗れているが、欧州屈指の強豪相手に2得点に絡んだ同選手のハイパフォーマンスに衝撃を覚えた人も多いだろう。この年の冬、同選手はリバプールへ完全移籍することが発表された。 大きなインパクトを残したザルツブルク時代に記録した1250万ユーロ(約17.5億円)は、自身最高額であり、日本人歴代15位となる市場価値だ。リバプールからASモナコへ移籍したあと不調が続いたことで、同選手の市場価値は一時600万ユーロ(約8.4億円)まで下落したが、現在はかつて記録した自己最高額に肉薄する1200万ユーロ(約16.8億円)まで回復している。市場価値の推移グラフはきれいなV字を描いており、現在の好調を維持できればザルツブルク時代にマークした自己最高額を更新する可能性は高いだろう。