史上最高額は誰だ?日本人選手の歴代市場価値ランキング11~20位。世界に衝撃を与えた日本代表レジェンド
14位:遠藤航(現リバプール) 生年月日:1993年2月9日 当時の所属クラブ:リバプール(イングランド) 最高市場価値:1300万ユーロ(約18.2億円) 更新日:2023年10月8日(当時30歳) 遠藤航は30歳とベテランの域に入りつつも、いまだ進化し続けている。 今夏リバプールに加入した遠藤は、昨季終了をもって退団したブラジル代表MFファビーニョの代わりとしてアンカーポジションを任された。前所属シュトゥットガルトでの市場価値は650万ユーロ(約9.1億円)だったが、リバプールへのステップアップで市場価値が急上昇。ドイツ時代の約2倍となる1300万ユーロ(約18.2億円)までアップし、日本人選手の歴代市場価値ランキング14位まで上り詰めた。 当初はプレミアリーグ特有の強度の高さについていけず、アンカーとして不安が残るプレーが目立っていたが、徐々にパフォーマンスが安定。最近では出足の鋭いインターセプトやタックルで相手のチャンスを“潰しきる”ことができるようになり、ブンデスリーガ「デュエル王」の名に恥じない球際の強さ・守備力を発揮している。 30歳であることを考えると、普通であればここからぐっと市場価値が上昇する可能性は低い。しかしながらリバプール移籍による市場価値の上がり方を見れば、まだまだ市場価値が上がり続ける可能性がある。現状、遠藤と同じくリバプールでアンカーを務めていたアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスターは負傷により戦列を離れており、ここでの活躍が今後の市場価値に直結するだろう。
13位:長友佑都(現FC東京) 生年月日:1986年9月12日 当時の所属クラブ:インテル(イタリア) 最高市場価値:1400万ユーロ(約19.6億円) 更新日:2014年1月6日(当時27歳) 13位には、長年日本代表の不動の左サイドバックとして君臨した長友佑都がランクインした。 FC東京で約2年半の間プレーした長友は、2010年夏にチェゼーナ(イタリア)へ移籍。初めての海外移籍となったが、のちにJリーグと深い関わりを持つことになるマッシモ・フィッカデンティ監督からの信頼を獲得し、リーグ開幕戦から先発出場。そこから多くの試合に出場し、豊富な運動量を活かした90分間途切れない上下動で攻守にわたってチームに貢献した。その活躍もあって、チェゼーナ加入後わずか半年あまりで名門インテルへの移籍を果たしている。 インテルでは8シーズンにわたって在籍し、リーグ戦通算170試合に出場。ピッチ外では持ち前の明るい性格でチームメイトから愛され、試合では闘争心あふれるアグレッシブなディフェンスを見せていた。 市場価値もインテル移籍後から急激に上昇していき、2014年1月には自己最高となる1400万ユーロ(約19.6億円)に到達。この13/14シーズン、インテルは最終的にリーグ5位に沈んでしまったものの、同選手はキャリアハイのパフォーマンスを見せており、サイドバックながら持ち味の攻撃性能を存分に発揮して5ゴールをマークしている。