史上最高額は誰だ?日本人選手の歴代市場価値ランキング11~20位。世界に衝撃を与えた日本代表レジェンド
時代によって選手の価値は変動するが、最も価値が高かった選手は誰なのだろうか。今回は、データサイト『transfermarkt』が算出したデータをもとに、各選手の歴代最高市場価値ランキングを紹介する。 ※価格が並んだ場合の順位は上記サイトに準拠。市場価値は12月26日現在
20位:岡崎慎司(現シント=トロイデン) 生年月日:1986年4月16日 当時の所属クラブ:レスター(イングランド) 最高市場価値:1000万ユーロ(約14億円) 更新日:2016年8月2日(当時29歳) 20位には、奇跡のプレミアリーグ優勝を成し遂げた15/16シーズンのレスター、通称“ミラクル・レスター”に名を連ねた岡崎慎司がランクインした。 2015年の夏の移籍市場でマインツ(ドイツ)からレスターへ移籍した岡崎は、2トップの一角で起用されディフェンシブ・フォワードとしての役割を担った。同選手が前線からの積極的なプレスで相手DFのパスコースを限定し、中盤でエンゴロ・カンテがボールを回収する…この形で何度も対戦チームを苦しめた。泥臭いプレーを厭わない同選手がいたからこそ、ジェイミー・ヴァーディーやリヤド・マフレズが攻撃に注力できたと言っても過言ではないだろう。 最終的にチームは2位アーセナルに勝ち点10差をつけて、プレミアリーグ初優勝を飾った。プレミアリーグ1年目ながら素晴らしい仕事をこなした岡崎の市場価値はこのシーズンの後、自身最高額となる1000万ユーロ(約14億円)まで上昇している。
19位:中田英寿(2006年引退) 生年月日:1977年1月22日 当時の所属クラブ:フィオレンティーナ(イタリア) 最高市場価値:1000万ユーロ(約14億円) 更新日:2004年10月3日(当時27歳) 1998年のFIFAワールドカップ・フランス大会終了後、弱冠21歳ながらすでに日本代表の中心選手の1人となっていた中田英寿は、当時世界最強と謳われていたセリエAに挑戦した。移籍先として選んだのはペルージャ。初めての海外挑戦ながらシーズン2桁得点をマークするなどコンスタントに活躍した同選手は、翌シーズンの冬の移籍市場で名門ローマへステップアップを果たした。 ローマでの活躍はご存じの人も多いだろう。ボランチやトップ下で出場機会を得て、00/01シーズンにはクラブ3度目となるリーグ優勝に貢献。絶対的エース、フランチェスコ・トッティがいたこと、そして外国人枠の問題で十分なプレータイムが与えられたとは言い難いが、短い出場時間でゴールやアシストといった数字に残る活躍を見せていた。 日本人初のセリエA優勝メンバーという偉大な実績を持ち、イタリアのクラブを渡り歩いた同選手の市場価値は、フィオレンティーナ時代の1000万ユーロ(約14億円)が最高額。現在と同様に比較することは難しいが、この数字は当時のトップで、三笘薫や久保建英といった海外日本人選手の活躍が目覚ましい現在でも、全体で19位という高い評価額である。