2部降格決定の最下位にホームで勝てずも…ユベントスが財政に救い CL権とともに最低75億円を確保
ユベントスが最低限の目標に到達した。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ユベントスは12日、セリエA第36節でサレルニターナと対戦し、1-1ドローで勝ち点1を積み上げ。これにより、他会場の試合結果も合わさり、5位以内と来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が決定した。 【写真】白ベースにグレーとピンクで「モンテ・ローザ」を表現したアウェイユニフォーム 2月以降リーグ戦での連勝が1度もなく、この日も最下位での2部降格が決まっている相手にホームで勝利できず(※1)…さらにボローニャに抜かれて4位後退と、なんともモヤモヤするなかで勝ち取った「CL権」。 (※1)試合経過としては、0-1ビハインドの90+2分にアドリアン・ラビオがセットプレーから同点ゴール。かろうじて勝ち点1を死守 それでも、アンドレア・アニェッリ前体制のブラック経営が残した“負の遺産”に今なお苦しめられるユベントスにとって、形はどうあれ「CL権」こそ最低限の目標に据えてきたものだ。 2季ぶりCL参戦によってもたらされる放映権収益の配分は最低4500万~5000万ユーロ(約75億5000万~83億9000万円)。セリエAから24-25シーズンのCLに参戦するチームが「5」か「6」かで変わってくるもので、この額は「6」の場合のものだ。 仮にヨーロッパリーグ(EL)決勝戦でアタランタが敗れ、セリエAからのCL参戦が「5」にとどまった場合、配分は6000万ユーロ(約100億7000万円)に到達するものとみられている。 何はともあれ、ひとまず安堵のユベントス。 しかし、チーム編成を含めた今夏の動きは他チーム以上に重要か。クリスティアーノ・ジュントリSDはマッシミリアーノ・アッレグリ監督(56)の解任を水面下で検討中とも伝えられている。
超WORLDサッカー!