元カレとお揃いのグラスを重機で破壊! 「想い出の解体工事」を体験してみた
昔の恋人と使っていた食器、貰ったプレゼント...いつか捨てなきゃと思いつつも処分できない...。過去への未練を断ち切れずに、いまも立ち止まったままになっていませんか? そんな悩みを抱える人が新たな一歩を踏み出すために、「想い出の品」を自ら"重機"で解体するイベント『想い出の解体工事現場』が2024年2月8日(木)、2月13日(火)、2月14日(水)の3日間で、実験型未来共創スペース「マイラボ渋谷」にて開催されます。(※事前予約制。申し込み締切済み) 本稿では、PHPオンライン編集部が解体工事を実際に体験! そしてイベントを主催した株式会社オプテージ、そしてメンタルコーチの増田篤紀さんにお話しを伺いました。
想い出のグラスを解体...!
解体工事は、マイラボ渋谷の操縦席から、千葉県ARAVテストフィールドのショベルカーを遠隔操作して「想い出の品」を砕いたり潰していきます! 基本的な操作方法はスタッフの方にレクチャーしていただきながら進めます。操縦席は本格的で、実際にショベルカーに乗って動かしている気分です。
今回は編集部の小林が長年元カレと一緒に使用していたグラスを解体させて貰うことになりました。 元カレとの想い出が詰まりに詰まって、いい加減処分しようと思っても捨てられずに何年も食器棚に眠っていたグラス...。数年分の重い記憶が詰まった「いわくつきのグラス」です。
数年分の元カレとの想い出に別れを告げるべく、操縦席のレバーを少しずつ前へ、前へと押し進めます。 商店街のこじゃれた食器店で見つけておそろいで購入したグラス。新卒の内定祝いにシャンパンを注いで乾杯したり、二人で旅行した軽井沢で買ったりんごジュースを入れて"ジュースを入れるのも綺麗だね"なんて笑いあったよね...。 あの頃の記憶が走馬灯のように頭をかけめぐります。
ショベルカーをグラスの前まで移動させて、アームを振り上げます。そしてグラスの真上から思い切りよくレバーを押し倒すと「ぐしゃっ!」。グラスがいとも簡単に潰れました...! 「こんな想い出が詰まったもの、絶対壊せないよ!」そう思っていたはずなのに...遠隔で解体作業を行えるためか心理的負担はとても軽く、むしろ重機で潰す作業に快感すら感じます...。 見るも無残に砕かれたグラスに、達成感がこみ上げてきました。スタッフの方からも拍手を送られ、嬉しい気持ちに...。 バイバイ、まさひろくん(仮)。私やっと前に進めそうな気がするよ! 粉々に想い出を解体したあと、晴れやかな気分で渋谷の街を後にしました。