【武蔵野S】エンペラーワケアが間を割って抜け出しV!初のマイル戦を克服し重賞2勝目 川田将雅騎手はJRA通算2100勝達成
11月9日の東京11Rで行われた第29回武蔵野ステークス(3歳以上オープン、GⅢ、ダート1600メートル、別定、15頭立て、1着賞金=4000万円)は、川田将雅騎手の1番人気エンペラーワケア(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)がドルチェモアがつくるやや速い流れを5、6番手で追走。勝負の直線に入ると、馬の間を割って抜け出し差し切り勝ちを決めた。ダートで初めてのマイル戦を難なく克服し、2つ目の重賞タイトルを獲得。チャンピオンズカップ(12月1日、中京、GI、ダート1800メートル)の優先出走権を獲得した。なお、川田将雅騎手はJRA通算2100勝達成となった。タイムは1分36秒0(良)。 1馬身差の2着にはカズペトシーン(5番人気)、さらにハナ差遅れた3着にペリエール(4番人気)が入った。 武蔵野Sを勝ったエンペラーワケアは、父ロードカナロア、母カラズマッチポイント、母の父Curlinという血統。北海道日高町・下河辺牧場の生産馬で、馬主は草間庸文氏。通算成績は10戦7勝。重賞は今年の根岸S(GⅢ)に次いで2勝目。杉山晴紀調教師、川田将雅騎手ともに武蔵野Sは初勝利。