「移民がペットを食べている」トランプ氏“差別発言”に揺れる街、異例の激戦 米大統領選【報道特集】
ハイチ移民の子どもの目に、現状はどう映っているのか?ハイチから3年前に渡米してきたというニーチー・ウジーヌさん(13)。将来はパイロットになりたいと話す。 ハイチ移民 ニーチー・ウジーヌさん 「学校で子どもたちがその話をしているのを聞いて、何だろうと思いました。彼らは『なんで犬や猫みたいな、いい動物を食べるんだ』と本当に怒っていました。ハイチの移民は、よく働きます。子どもにいい教育を与えたいと、働いているんです」 ロイター通信によると、「移民政策に関して、どちらの候補のものが好ましいか」という質問に対し、トランプ氏は48%の支持を得て、35%のハリス氏をリード。スプリングフィールドが位置するオハイオ州では、最新の世論調査でトランプ氏が51.2%、ハリス氏が44.2%(リアルポリティクス社 10月25日)と、トランプ氏が大きくリードしている。 ■大統領選の最激戦州 移民たちの躍進で再生を遂げた街 7つの激戦州の中で、最も人口が多いペンシルベニア州。この州で勝利する候補者が、大統領選を制するとも言われている。 記者 「ペンシルベニア州の東部の町・ランカスターに来ています。この後、後ろの会場でトランプ氏の選挙集会が行われるということで、多くの支持者たちが詰めかけています」 トランプ氏支持者 「地上の天国を望むならトランプに!」 「すべてのアメリカ人は移民だが、合法でないとダメだ。法律がないとどうなる、カオスだ」 「もし犯罪歴のある移民が私たちの国に危険をもたらしたら、国外に追放されるべき」 訪れた支持者たちは全体的に白人が多いが、アジアやヒスパニック系、黒人の姿も見られる。 ベトナムからの移民 「ランカスターにはアジア系の人がたくさんいて、トランプ氏の応援に来ました」 ――ハイチ移民が犬や猫を食べるという発言については? 「ハイチ移民と一緒に働いていますが、彼らは犬や猫を食べないことは知っています、単なる噂です。アメリカには言論の自由があるから、彼は何を言ってもいいんですよ」