車で出勤した消防士長、職場の飲酒検知で機器が反応「前日夜にビールや焼酎を飲んだ」…停職6か月
福岡県の春日・大野城・那珂川消防組合消防本部は26日、酒気を帯びて車を運転して出勤したとして、消防本部警防課の男性消防士長(59)を、停職6か月の懲戒処分にしたと発表した。処分は25日付。 【図表】アルコール分解(約3~4時間)の目安…ビールなら500ミリ・リットル
発表によると、消防士長は7月8日朝、私有車を運転して出勤。職場の飲酒検知で機器が反応したため、県警春日署に相談し、再度検知したところ、呼気から基準値を上回るアルコール分が検出された。道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で書類送検され、福岡簡裁から罰金30万円の略式命令を受けた。
調査に対し、消防士長は「前日夜にビールや焼酎を飲んだ」と説明。吉光和彦消防長は「市民や社会に対する信頼を損なうこととなってしまったことを大変重く受け止めるとともに、深くおわび申し上げます」としている。