何だこのフェースは!?硬いのに柔らかい フォーティーン「PC-3」アイアン
柔らかさの中に硬さのある打感
【シオさん】 まずは7番アイアンを打ってみましたが、たしかにやさしい。軽く打っても高さが出ます。鍛造ボディとしては弾く感覚があって、想像していたよりも飛距離が出ました。ただし弾き系とはちょっと違う打感で、フェースに乗っている感覚もあります。 【コウタロウ】 バックフェースはアスリート的な雰囲気を第一印象で感じましたが、アドレスするとやさしい顔をしていて安心感がありました。この打感は独特ですね。決して硬くて弾くだけのフィーリングではありません。硬さの中に少し柔らかさもある。
【コウタロウ】 インパクトの瞬間は手応えが強くてボールを飛ばす感覚があるけど、フェースとボールの接触時間が長いので打った後のフィーリングとしては柔らかさが残る感じです。 【シオさん】 確かに独特の打感ですね。シャフトの影響もあるかもしれません。私はカーボンシャフトで打ちましたが、50グラムだからといって決して柔らかすぎることはありません。軽量スチールを使っている私でも「軽・硬」という印象でした。スピードは出るけど、暴れれない。ドライバーのヘッドスピードが40m/s以下でスチールシャフトが重いというゴルファーにオススメです。
【コウタロウ】 純正のスチールシャフトもすごく振りやすい。切り返し以降は手元からシャフトがスムーズにしなっていくので加速感もありつつ、スチールシャフト特有のしっかり感もあります。ある程度のベテランゴルファーで、最近ヘッドスピードが落ちてきたシニア世代にもハマりそうです。決してハードなスチールシャフトではなくて、高い球が打ちやすいお助け感もあります。
【ミタさん】 フェース素材が違う9番アイアンはどうでしたか? 【シオさん】 正直に言うと、打感の違いはほとんど感じませんでしたが、7番アイアンは飛んで、9番アイアンは高さが出ましたね。 【コウタロウ】 9番アイアンはロフトが39度あるので、しっかりスピンが入ります。 【ミタさん】 スピンに関してはロフトだけではなく、スコアラインの違いも影響していると思います。5番から7番のスコアラインは浅めになっていますが、8番からPWはスコアラインを深くしてラフやウェットコンディションからでもスピンが落ちないようにしています。