【住之江ボート・SGグランプリ】黄金ヘル初戴冠へ、土屋智則がTR2nd2回戦でも鋭発誓う
住之江ボートの「SG第39回グランプリ」は20日、トライアル2nd2回戦に突入する。 ◇ 上州の勝負師が進撃を続ける。土屋智則(39、群馬)はトライアル2nd1回戦12Rを枠なり4コースから3着。初出場のTR1stで66着と惨敗した昨年から一転、今年は2、1着で突破し、2ndでも舟券絡みを継続と好ペースだ。 「(11Rのフライングで)さすがに全速ではないけれど、スタートはだいたい勘通りです」 直前の11Rで同じ4号艇=4カドの菊地がコンマ01のフライングに散るなか、コンマ10の的確な仕掛けを決めた。スロー2走だったTR1st後の課題としていた、ダッシュのスタート勘も即座に修正してみせた。 今年は優勝した6月の尼崎グランドチャンピオンを含めSGで3優出。そのグラチャンではともに絶好枠のイン戦だった準優、優勝戦でトップスタートの逃げを決めて2回目のSG制覇。大舞台で的確かつ鋭い仕掛けを決められる極意について「何も考えないことですね。あとはバタバタしないこと、以上です」と言ってのける強心臓は、今後の戦いでも大きな武器となるはずだ。 手を合わせて拝んで引いたTR2nd2回戦11Rの枠番抽選の結果は3号艇で「スローなのでスタートは大丈夫です」とキッパリ。黄金ヘル初戴冠へさらに前進すべく、本領のセンター快S攻勢でポイントを加算する。(小出大輔)