反日デモ化しはじめる反尹錫悦デモ、韓国野党は「尹大統領は戒厳令で天皇に忠誠を誓った」との噴飯陰謀論で反日扇動
■ 反尹錫悦デモに「反日スローガン」 いま韓国では尹錫悦大統領に対する国民的弾劾集会が盛んにおこなわれている。このデモの様子を注意深く見ていると、自発的に参加している群衆のところどころに参加団体の旗が立っているのが分かる。そしてそこには過去のろうそくデモなどと同じように民主労総などの進歩系団体の名が目立つのだ。当然のようにそうした団体からの参加者は、反米・反日スローガンも掲げている。 【写真】韓国・ソウルの国会前で尹大統領の弾劾案可決を求める人々。旭日旗と犯罪者のように黒い目線を入れられた尹大統領の写真が描かれたプラカードを掲げる参加者もいる つまり尹錫悦大統領の弾劾を機に、尹錫悦政権の日本への融和的な外交を批判し、韓国国民の反日感情を刺激する扇動が再び始まったのだ。この状況から読み取れることは、今後の韓日関係だけでなく、韓米日の協力までもが暗礁に乗り上げてしまう可能性が出てきたということだ。 共に民主党は早くも、「尹錫悦大統領は突発非常戒厳で日本の天皇に忠誠を誓った」という噴飯物の疑惑を組織的に提起し始めている。 まず、1次弾劾案の国会通過が挫折した10日、四つ星将軍出身の共に民主党の金炳周(キム・ビョンジュ)議員は「信頼できる情報提供によれば、ヨ・インヒョン防諜司令官は3月の段階から戒厳施行計画である作戦名『忠誠8000』訓練を集中的に実施していた」と主張した。
続いて「人員を補強し、作戦段階別に点検を行い、査閲まで行うといった集中訓練はなんと2週間も続いたそうだ。当時、部隊員たちは例年とあまりにも違う訓練を不思議に思ったという」と情報内容を説明した。 要するに、ヨ・インヒョン防諜司令官が国会で行った「戒厳を事前企画したという主張は全く事実ではない」との説明について、共に民主党は「うそだ」と反撃したわけだ。 ■ 戒厳令作戦名は「君が代」にちなんで? さらに論争のネタになっているのが、共に民主党が戒厳令の計画名だったとする「忠誠8000」の意味についてだ。 なぜ作戦名が論争になるのか。実はこれに関して、16日、元記者出身の共に民主党の盧宗勉(ノ・ジョンミョン)議員が、ケーブルチャンネルJTBCの「ジャンルマン汝矣島」というYouTubeライブ放送に出演し、次のように解説したのだ。 「日本の国歌『君が代』には2つの数字が出てくる。一つが1000でもう一つは8000だ。だから、天皇が1000年、8000年、小石が岩になるまでとか、とにかく年年、歳歳、万歳という内容の歌詞が入っているのだが、この8000が作戦名の忠誠8000で、春にあった戒厳対策訓練だ」 日本人にしてみればなんとも荒唐無稽な“解説”に聞こえるだろうが、盧議員は続けて「1000」という数字との関連について、次のように主張した。