ポステコグルー、クラブ幹部批判で物議のロメロを擁護「発言の多くは良いことだったが、いくつかは正しくなく公の場で言うべきでなかった」
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、直近のインタビューがクラブ幹部批判として物議を醸したDFクリスティアン・ロメロを擁護した。『ESPN』が伝えている。 ロメロは3-4で敗戦した直近のチェルシーとのダービー後に『Telemundo Deportes』のインタビューで、タイトルを獲得しているプレミアリーグのライバルに比べて補強にかける予算が少ないなど、クラブ幹部批判ともとれるコメントが物議を醸していた。 「ここ数年はいつも同じだ。まずプレーヤーが入れ替わり、次に監督が入れ替わり、いつも同じ人間が責任を負っている」 「本当の責任者が誰なのか、彼らが気付いて、僕らが前進してくれることを願う。なぜなら、スパーズは素晴らしいクラブであり、その組織力があれば、毎年簡単にタイトルを争えるからだ」 この発言はロメロ自身の想定よりも大事に発展しており、12日に行われるヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第6節のレンジャーズ戦に向けた公式会見の場では、ポステコグルー監督にも質問が及ぶことになった。 オーストラリア人指揮官は前述のロメロの発言の一部は「良いこと」と好意的に受け止めた一方、間違ったやり方での意見表明であり、すでに選手自身から謝罪が行われたことを明かした。 「クリスティアンは自分が言ったことを理解している。彼の言ったことの多くは良いことだったが、いくつかは正しくなく、公の場で言うべきではなかった」 「我々はこうした問題をクラブ内で処理している。対処しなければならない問題は常にある。私がプレーヤーや他の誰かを批判しないのと同じように、公の場でそうすべきではない」 「私はすでにクリスティアンと話したが、ご存知のとおり、彼は、特に公の場での発言の仕方が、物事を進める正しい方法ではなかったと謝罪した」 「彼も普通の人間だ。感情的になり、おそらく間違った方法で、自分が表現したいことを表現しただけだと思う」 今シーズン開幕からのチームの低迷に加え、ロメロ自身もここにきて負傷が重なっている、フラストレーションの溜まる状況での発言ということもあり、今回の謝罪によって指揮官、クラブとして大きな問題として扱う考えはないようだ。
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