真ん中の”つぶれ”でアッパー軌道に HS30台の救世主!? 日本シャフト「バルカヌス」
【ミタさん】 一般的なカーボンシャフトの場合、先端から手元にかけて緩やかにつぶれやすくなっています。ですが、「バルカヌス」は意図的に中間部分をつぶれやすくし、HSが遅めでも自然とアッパー軌道になって高弾道・低スピンのボールが打てるそうです。同社のヒューマンテストでは20ヤード近く飛距離が伸びたので、このつぶれ分布を技術は特許も申請しています。 【コウタロウ】 先端を極端に柔らかくしているというよりも、中間部分のつぶれによって、先端が走るようにしているんですね。これはシオさんにピッタリじゃないですか? 【シオさん】 HS的にも完全に私向き。前置きはいいから、早く打たしてっ!
しなりとつぶれの効果で「間」ができる!
【シオさん】 私は46グラムの「V410」を打ちましたが、ワッグルしただけでシャフトがしなりましたね。「当たったら飛びそう…」と思って打ったら、実際飛びました。 【ミタさん】 キャリーで220ヤード前後飛んでいたので、飛距離性能は高いですね。しなり過ぎて振りにくくはなかったですか? 【シオさん】 正直、もっとタイミングが合わせにくいのかなと思っていましたが、しなってくれるおかげで自然と「間」ができます。だから、インパクトが合わせやすかったです。
【ミタさん】 コウタロウはどうでした? 【コウタロウ】 50グラム台の「V520」を打ちましたが、切り返し直後からシャフト全体がしなり戻る感覚がありました。HS50m/sの僕が打っても、意外と打ち出しは低く抑えられます。中高弾道の球筋で吹け上がることがないので、HS42、43m/sくらいまでの人なら十分使えそうですね。逆に45m/sを超えたら、ちょっと合わないかも。
【ミタさん】 しなり加減はどうでしたか? 【コウタロウ】 50グラム台もしなりは大きい。ただ、変なしなり方ではなくて、オーソドックスなシャフトのしなり。そこは「N.S.」らしさを感じました。 【ミタさん】 シャフト全長に高機能素材「トレカM40X」を使っているので、軽くてもしっかり感があると思います。