ワクチン接種「もう何回かということはありうる」尾身会長会見7月14日(全文2)
「併存」とは具体的にどういう意味か
司会:よろしいでしょうか。ほかにございますでしょうか。じゃあ手前から。すみません、お願いいたします。 日本経済新聞:日本経済新聞の【カケガワ 00:54:00】です。よろしくお願いいたします。1点ご質問をさせていただきたいんですけれども、基本的対処方針の15ページですね。議事次第のほうなんですけども、公開されてるほうで。新型コロナウイルスと併存しつつ、平時への移行を慎重に進めていくこととしたっていうふうに書いてあるんですけど、この併存っていうのは具体的にどのような意味合いでしょうか。 尾身:併存ですね。 日本経済新聞:併存です。 尾身:それは前から申し上げていますように、先ほどのニコニコ。 司会:先生、マイクをお願いいたします。すみません。 尾身:ニコニコ動画さんのご質問の、ワクチンは4回目で終わりなのかという話と関係があると思いますけども、結局このウイルスは、われわれ、もう2020年ですかね、最初、当初からわれわれ専門家は日本政府への提案は、このウイルスは、ゼロにはするウイルスでは、できないんで、むしろ感染者の数を一定程度抑えて重症化を防いだり、死亡者を減らすことに、そういうことをずっと申し上げてきた。その認識、その背景には、このウイルスは無症状者が感染をしたりすることが多い、これがSARSなんかと違うわけですよね。こういうことで、しかも変化も激しいということで、ゼロということを目指すというのは、ゼロを目指すともう社会が、われわれのやり方でも社会がかなり大変な思いしたわけですよね。 そういう意味で現実のこのウイルスというものとある程度、これは併存というのは、一般的な言葉ではウィズコロナという、コロナがゼロにはできないでしばらく一緒に、ウイルスとお付き合いっていう言葉はおかしいけども、比喩的に言えばそういうことの背景に、そういう考えがその言葉にはあると思います。 日本経済新聞:ありがとうございます。 司会:よろしいでしょうか。ほかにございますか。それでは真ん中の。 【書き起こし】尾身会長会見7月14日 全文3に続く