ワクチン接種「もう何回かということはありうる」尾身会長会見7月14日(全文2)
マスクを着用していた人は5割もいかない
その5つの柱というのは、実は、もう一度あれすると、明確だと思いますけど、国や自治体もさらにやってくださいということを言ってるわけですね。と同時に市民も、それはどちらが先でもいいですけど、市民も、ただ国の要請にとか、応えるということだけじゃなくて、ずいぶん学んできたんですから、自らが、自分が感染しない・感染させないという工夫、判断ができるように今、徐々になっているわけで。 そういう意味ではさっき言った5つのこと、国や自治体、一般市民、それから医療関係者等々が、みんながここに書いたようなことを、やるべきことをやってもという前提があるので、そこが、やらない、しっかりやらない代わりに強い措置というのは、だからある意味じゃ基準、それが条件というか、前提になると思います。 従ってこういうことをしっかりとやっていただくということが重要で。で、1つ。あと、脇田先生にもあとであれだったら。非常に参考になる情報があるので、ちょっとお見せしたいと思いますが。スライドで最後の。 これは実は昨日のアドバイザリーボードで大阪府から出されたデータです。で、大阪府の提出された人に、これ出していいかといったら、ぜひ出していただきたいという話なんですけど。ここの感染の心当たりがあった人っていうのがこのぐらいいて、なかった、結構あるわけですね。で、この感染した心当たりがあるという人が353人いるんですけど、その353人を調べてみると、その人は心当たりがあるんですね。それはアンケート、聞いたわけです、そしたら、マスクを着用していた人は5割もいかない、それから換気が十分という人はこれしかいない、ソーシャルディスタンスを取った、これしかいない。
他国ではこのウイルスをヨーヨーに例えている
つまり今回、私どもが申し上げたいのは、確かにBA.5で感染の伝播の仕方はきのうのアドバイザリーボードだと3割から4割ですよね、先生。これは高くなっているけど、実は感染のする場面、リスクの高い場面というのは、相変わらずこういうことだと。これは1つの例で、これで全国のあれ。だけど大阪はかなりしっかり調べて、これきのうの最新の情報です、こういうことで、その中で、これ辺りは、長時間とか飲酒とか食事と、こういうことで、パーセントがありますけど、むしろこうした基本的な感染対策が必ずしも取れてないところが相変わらず起きているということ。だからこれは、だから一般市民も、これが私が申し上げる、知見がもう分かってきている。こういうことを一般、で、これを協力できるような仕組み、検査とかを、国のほうはつくってくださいということです。 ニコニコ:あと、ワクチン。 尾身:ええ、ワクチンは、ごめんなさいね、ワクチンの2番目のほうは、何度も打つのでもういいかげんにしてくれと、4回目、5回目、6回目、7回目。で、これは、私どもがこれ再三申し上げて、今いろんな世界の論文を読んで、ずっと読んでくれてる専門家の人たちがおりますけども、この人たちによると、一般、ほかの外国では、このウイルスをヨーヨーに例えてるんですね、ヨーヨー。ご存じですかね、ヨーヨー。こうやって。 つまり、一番われわれにとって望ましい、人間にとってですよ、望ましいのは、どんどん致死率が低くなって、文字どおり、インフルエンザワクチンとか風邪のようになる。ところが今このところがまだ揺れてるということで、今回もそうですよね。今回見ても、着実に、全体としては致死率は低いということは言えるのかもしれないけど、まだウイルスが不安定で、ヨーヨーのようにちょっと、これが今の現実ですので、そういう中では今回が、第4回目が、最後のワクチン、4回目ですね、というふうに、もちろんそういうことを期待しますけども、またワクチンを。ただ、どんどん新しい株に対するワクチン、開発の時期がだんだん短くなってますので、タイムリーに打てる時期があるので、なかなか答えはすっきりしませんけど、そういうことも私はもう何回か、X回あるということはありうるんじゃないかと思います。 脇田:はい。BA.2.75についてのご質問だったと思うんですね。で、BA.2.75については、インドの一部の地域で感染が拡大をして、それが複数の国で今、確認をされていると。日本でも確認をされているということになりますけども。