シリアにおけるロシアの存在 北部に撤退する露軍用車両
ラタキア、シリア、12月17日 (AP) ― 中東のシリア南部で地中海に面したタルトゥースから12月16日、北部にある同国第一の港湾都市ラタキアに向かうロシア軍用車両の延々と続く隊列が目撃された。 そのラタキアにあるロシアのフメイミム空軍基地では、定期的に大型輸送機が発着していた。 オレンジ畑が点在するのどかなフメイミムの通りには、ロシア軍がこの地域に駐留していることを示すロシア語で書かれた看板を掲げる店が多いが、アサド前大統領の失脚後、ロシアの存在がいつまで続くかは未知数だ。 同国北西部の反政府武装勢力は11月、アサド前大統領の支配を再び脅かす電撃的な攻撃を開始。最終的に前大統領とその家族に亡命を許可したものの、ロシアはこの間ほとんど傍観していた。 そのロシアはいま、シリアの一部地域から撤退を開始している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)