シリア軍武装解除に応じる 反政府武装勢力ホムスを制圧
ホムス、シリア、12月9日 (AP) ― シリア反政府武装勢力は12月8日、電撃的スピードで首都ダマスカスを制圧し、アサド政権はもろくも崩壊、親子2代による54年に及ぶ独裁に終止符が打たれた。 ダマスカスから約140キロ北、シリア西部の同国第3の都市ホムスが7日夜に陥落。8日の夜明けとともに市内は完全に武装勢力の手に落ち、市民が道路に出て武装勢力を歓喜で迎え入れた。 武装解除に応じれば身の安全を保証するという反政府勢力の呼びかけに応じて、数百人規模のシリア軍兵士が投降した。 反政府軍がダマスカスに到達したのは、シリア軍が数年にわたる包囲の末に首都近郊の地域を奪還した2018年以降初めてのことだ。 (日本語翻訳・編集 アフロ)