新世代イプシロン登場!新型「ランチア イプシロン」はランチアを再び成功への道へと導くか?HFの略称も復活!テストレポートも含む全情報!
そして、この新型でランチアはラリースポーツにカムバックする。「イプシロン ラリー4 HF」と名付けられたマッチングカーが発表された。212馬力の1.2リッター3気筒エンジンを搭載。しかし、全輪駆動ではなく前輪駆動で、5速ギアボックスと機械式リミテッドスリップディファレンシャルを介して前輪にパワーが伝達される。
価格 :約4万ユーロ(約680万円)から?
このプレミアムスモールカーがいくらになるかは、まだ不明だ。オペル サコルサe(ロングレンジとして38,045ユーロ=約646万円から)とe-208(35,425ユーロ=約602万円から)のベース価格を考えると、イプシロンが40,000ユーロ(約680万円)前後からスタートしても不思議ではない。 プレミアムであろうとなかろうと、小型車には大金だ。しかし、イタリア人はアップグレードによって意図的に新しいターゲットグループを獲得しようとしている。「イプシロン」がランチアを成功への道に戻すかどうかは、まだわからない。
デザイン:独立したデザインのランチア イプシロン
5代目イプシロンは、トリノのチェントロスティーレ(デザインセンター)でデザインされたことで、ステランティスグループの他のブランドのクルマとは明らかに差別化されているのがわかる。この小型車はステランティスのCMPプラットフォームをベースにしており、技術的には「オペル コルサ」や「プジョー208」と密接な関係にあるが、デザイン上の共通性は見られない。
(ベータ モンテカルロを彷彿とさせる)ブラックのインレイが施されたフロントは壮観だ。デイタイムランニングライトのライトストリップは、イタリア人がイルミネーション聖杯と呼ぶ縦長のライトストリップによって中央で遮られている。メインのヘッドライトはバンパーのさらに下に配置されている。Pu+Ra HPEスタディで、ランチアはすでに2023年におけるブランドの将来のデザイン言語を垣間見せたが、この大胆なアプローチがこれほど一貫して実行されるとは予想されていなかった。