「ゴキブリ」を永久に駆除する4つの方法!家に現れたゴキブリの種類を特定する方法や偉大な駆除効果を知っておこう
誰もが家の中で見たくないゴキブリ。彼らは高温多湿な環境を好むので、夏はとくに活動が活発になる季節。 【写真】自宅でも育てられる!虫よけになる植物10 「虫についてよく知らない人や、幼い頃から虫を怖がって生活してきた人にとって、家にゴキブリが出ることは恐怖でしかありませんね」と話すのは、都会の昆虫学の研究に従事する米ネブラスカ大学スコット・オニール博士。 家の中でゴキブリを見るのは嫌だけど、ゴキブリの良いところを敢えて挙げるなら、ダニや蚊のような吸血昆虫とは違い、病気に感染するリスクがないこと。 家に現れたゴキブリの種類や、ゴキブリの行動範囲、ゴキブリの棲み家次第で、駆除をするのに多くの作業が必要になる場合もある。それは、一般的な「チャバネゴキブリ(日本でも屋内でよく見られる)」が、市場で売られている数多くの殺虫剤に耐性を持つようになったことが理由の一つ。 「1940年代から、数多くの殺虫剤をゴキブリに使用してきました」と話すのは、バージニア州のバージニア工科大学に務める都市の害虫処理のスペシャリスト、ディーニ・ミラー博士。「私たちは、殺虫剤で殺せるゴキブリは全て殺し、殺虫剤に耐性を持つ遺伝子のゴキブリが残ってしまったのです」 つまり、チャバネゴキブリを始めとするゴキブリを殺虫剤で一匹殺せたとしても、あらゆる殺虫剤に耐性を持つ突然変異体のゴキブリがいるので、全てのゴキブリを駆除できる可能性は低い。だとすれば、ゴキブリの駆除は諦めないといけないの? 今回は、どんなゴキブリでも永遠に駆除するために知っておくべき内容を『Prevention』から大公開! ここからは家の中にいるゴキブリの種類を特定する方法をご紹介。
郊外の一軒家
一戸建てに住んでいる場合は、チャバネゴキブリの可能性が非常に低いと話すのは、ノースカロライナ州立大学で、主にゴキブリ研究に従事しているコビー・スカーフ博士。 郊外の一軒家に最も出やすいゴキブリは、大型サイズの「クロゴキブリ」で、屋外型、色は黒色をしている。「外気が冷たく乾燥してくると、ゴキブリにとって居心地が悪くなるので、家の中に侵入してきます。家の中が好きというわけではないのですが、食べ物があり、暖かくて湿った環境を探しているわけです」と、スカーフ博士。 イエバエと同じように、クロゴキブリは飛ぶことができるので、家の中に居付くことはあまりなく、窓から脱出しようとする。そもそも、家の中に居ることは望んでいない。また、チャバネゴキブリとは違い、殺虫剤に耐性を持たないので比較的簡単に駆除しやすい。