【採点&寸評】鹿島、鈴木優磨退場後も攻めたが0―0…守備陣おおむね高評価、師岡柊生も最前線で奮闘
◆明治安田J1リーグ▽第36節 鹿島0―0名古屋(9日・カシマスタジアム) 鹿島は名古屋と0―0で引き分けた。後半13分にFW鈴木優磨がキャリア初の一発退場となり、勝ち点1にとどまった。優勝の可能性はわずかにつないだが、10日に神戸が勝つか引き分けるとV逸が決定する。 採点と寸評は以下の通り。 中後雅喜監督【6・0】得点は奪えずも、数的不利の状況での攻め筋の見極めはよかった。守備もすっかり安定 GK早川友基【5・5】キックの乱れは気がかり。ここは1つ、レベルアップしないといけないところ DF三竿健斗【6・0】いろいろな意味で頑丈だった。守備面での貢献が中心になったが、数的不利でも前を伺おうとする姿勢は◎ DF植田直通【6・5】危なげないプレーで得点許さず。直近4試合で1失点と守備の安定は取り戻した DF関川郁万【6・5】持ち運ぶプレーが増えてきた。FWを使えれば、さらに一歩、CBとしてスケールアップ DF安西幸輝【6・5】意地を感じるプレー。左SB、左MFで攻守に奮闘。そりゃあ1列上がれと言われるよな、と思えるガツガツぶり MF知念慶【6・0】山岸のポジショニングに手を焼きつつも、強度勝負となった中盤で存在感。後ろが安定してきたので、もう少し前重心でも MF柴崎岳【5・5】スローテンポで良さを消し合う展開だからこその技術は垣間見えたが。勝利に導くことはできず MF樋口雄太【5・5】中央に流れるプレー、左を使うプレーはよかったが「右」の制圧には至らず MF仲間隼斗【5・5】勤勉ファイター系がそろった左サイド(名古屋の右サイド)で力を発揮できず FW師岡柊生【6・5】足元良し、背後良し、粘り腰良し。点が取れなくても、これだけやれれば文句は聞こえてこない FW鈴木優磨【4・0】あの接触でレッドカードを出すレフェリーは10人中2人ぐらいの割合かもしれないが、2人もいるならばやっちゃいけないプレー。軽率 MF名古新太郎【5・5】後半27分IN。左足のシュートが後半最大の決定機だったか。仕留められず DF津久井佳祐【6・0】後半40分IN。難しいDFラインの途中出場でも冷静に対応。戦力であることを証明 MF舩橋佑【―】後半47分IN。出場時間短く採点なし FW徳田誉【―】後半47分IN。出場時間短く採点なし 上田益也主審【5・0】黄色、赤色のどちらにも判断できる退場シーンへの文句は筋違い。それ以外のところ、である ※平均は5・5~6・0点(採点・岡島 智哉)
報知新聞社