記者からの質問を聞く経営陣。疲労感がにじむ

　関西電力の役員ら20人が高浜原発のある福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた問題で、同社は2日午後から記者会見を開いた。 【動画】関電が金品受領で再び会見、氏名など公表へ　八木会長、岩根社長ら出席 ※【＊＊＊＊　00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは、「関電が金品受領で再び会見、氏名など公表へ　八木会長、岩根社長ら出席（2019年10月2日）」に対応しております。 　　　　　◇　　　　　◇

原発マネーの還流はなかったと思うのか

NHK：すいません、会長、今の朝日新聞さんの質問にほぼ同じになるんですけども、今、会長がおっしゃられたのは。 司会：すいません、お名前だけ。 NHK：ごめんなさい、NHKの【タニカワ　02:42:21】です。今、会長がおっしゃられたのは、今回のこの公表した調査の範囲内でという前提が付いていると思います。なので今回の問題、原発マネーの還流が、社長・会長それぞれに聞きたいんですけども、あったと、今の時点で思うのか、なかったと思うのか、それとも分からないという回答になるのか、いずれかで答えていただきたいんですけども、いかがですか。 岩根：基本的に地元への発注を増やすということは心掛けてきたことでありますし、それから高浜で、特にいろんな土木工事が発生しているということも事実の中で、結果として、吉田が増えていったことということは、吉田開発が増えていったことは事実でございますし、また、さまざまな工事がある中で吉田しかできない工事っていうのが相当あったことも事実でございますので、そうした中で吉田が増えていったことは事実でございます。 　われわれとしては発注のプロセス、発注価格については、ここはしっかり守ったというふうにしております。しかし情報の提供について、森山氏との話の中で不適切な面はあったというふうに考えてございますので、ここを何が悪かったかというようなことをよく反省してやっていく必要がございます。 　吉田に流れた分が森山氏にどうなってるかというのは、申し訳ございませんが、私としては分かりかねないということでございます。 NHK：ないと言い切れるんですか。 岩根：ただ今の時点で、分かりかねるというふうに申し上げております。 司会：よろしいでしょうか。失礼しました。 八木：私としては、要するに森山氏が私どもに持ってきた金銭の出どころがどこにあるかは分からない。従って、分からないということであります。 司会：よろしいでしょうか。聞いてない方。一番右の端っこ。