関電が金品受領で再び会見(全文9)スーツは儀礼の範囲内だと思った
関電に原子力を担う資格があるのか
週刊ダイヤモンド:『週刊ダイヤモンド』の堀内といいます。よろしくお願いします。東日本大震災以降、原発への信頼は崩れた中で、コーポレートガバナンスもコンプライアンスも利いていない企業が原子力を担う資格があるのかという声が一部で出ています。それについての受け止めをひとつお願いしたいのと、こういった不祥事が起きたことによって他の電力会社、原発事業を運営している他の電力会社からも、うちも同様のことが起きてるんじゃないかと疑いの目を掛けられていると。非常に迷惑な声が上がっている中で、そういった中でもまず御社の社長職にとどまられるのか、また電事連の会長も今後も続けられるお考えなのか、この2つ、お願いします。 岩根:本当に東日本大震災以降、原子力が非常に信頼が失った中で信頼回復に努めてまいって、少しずつご理解をいただきながら再稼働も9基まで進んできたという状況の中で、このような事態を本当に起こしてしまい、これは原子力に対する信頼に多大な影響を及ぼしたというふうに思ってございます。なんとしても今度の第三者委員会で全てこの原因究明、今後の再発防止ということを徹底的に検討しまして、これを世の中に、社会の皆さまに公表して、少しでもご理解をいただいて、もう一度リスタートをなんとか切らせていただきたいという気持ちでございます。 他社の原子力事業者の皆さまにも本当に、原子力そのものに関する信頼の失墜ということで申し訳ない気持ちでいっぱいでございます。原子力につきまして同様の話というのもございますし、本当にご迷惑をお掛けしてございます。電事連大でも大変ご迷惑をお掛けしておりますので、ただ、原子力についての課題は非常にこれから多くございますので、電事連の他社の社長さまともよくお話をして、私として何ができるかということをご相談申し上げたいというふうに思ってございます。 司会:よろしいでしょうか。すいません、3時間近くになって同種の質問が増えてまして、このあと事後レクチャーの予定をしてると思うんですが、社外の小林弁護士も待ってるので、少しご協力いただいて、質問を絞っていただけると助かります。 右手をあげておられる方。その手前のポロシャツの方、眼鏡の、その方。