かんぽ生保問題 日本郵政社長らが辞任会見(全文1)足元を見ていなかった
改善計画の進捗は定期的に公表
次に、日本郵政グループによる12月18日に公表いたしました再発防止策について2点、追加的にご報告申し上げます。別紙をご覧いただきたいと思います。まず第1に、(8)にございますように、日本郵政にタスクフォースを立ち上げることといたしました。このタスクフォースの下、グループ全体として改善の計画を取りまとめ、第三者によるモニタリングを受けつつ着実に実行し、その進捗状況について定期的に公表することといたします。 併せて2点目として、日本郵政の取締役会において、持株会社として果たすべき役割についてより突っ込んだ本質的議論を行い、もう一段、深掘りしたグループガバナンスの在り方について検討してまいる所存です。 以上をもちまして、私からの説明とさせていただきます。 司会:それでは質疑応答に移らせていただきます。ご質問のある方は挙手をいただきまして、担当がマイクをお持ちいたしますので、社名と氏名を名乗ってご質問ください。本日の会見でございますけれども、今日、行政当局からいただきました行政処分を踏まえての対応、特に経営の責任についてご説明をさせていただく趣旨で設けさせていただいております。ご質問についてもその点に関してということでお願いできますよう、ご協力のほど、何とぞよろしくお願いいたします。 また、なるべくたくさんの方にご質問いただきたいと思っておりますので、質問は簡潔に1、2問ということでお願いできたらと思っております。会見終了後には各社の担当者がこの場に残って、皆さまからのご質問を受ける場もお受けいたしますので、こちらのほうもどうぞご活用いただければと思っております。それではご質問のある方は挙手をお願いします。はい、前の方。一番前の。
辞任を決意した時期は?
日本経済新聞:日経新聞の【エブチ 00:06:04】と申します。よろしくお願いします。2点お願いします。3社長に2点お願いします。この問題、夏から大きな問題になっていましたけれども、今日、辞任を表明されたということで、辞任を決意された時期というのはだいたいいつごろだったのかというのをまず教えていただきたいのと、あと2点目ですけれども、今振り返って、あのときこうしておけばよかったという後悔のようなものがありましたら教えてください。 長門:順番は特にございますか。3人に同じ質問。では私から。 今だから申し上げられますけれども、郵政民営化、日本のナショプロで、これに参加することによってお国に貢献できると思ってお引き受けした仕事でしたけれども、ご案内のような事態を招来いたしまして、お国に貢献できるどころか、お国に迷惑を掛けていると。多くのお客さまに大変な信頼も毀損して、お国に迷惑を掛けるようなことになってしまった。大変、断腸の思いでございました。 個人的には、今だから申し上げられることですけれども、8月の上旬には責任を取らねばならないなと覚悟してございました。ごく少数の関係者にその旨、ご報告をさせていただいた次第です。しかし、これは個人的な決断でございまして、私はグループの経営を担っているという責任がございますので、その意向を発表できるタイミングというのは、3つぐらい条件があるなと感じておりました。