神戸最後のタワマン「ベイシティタワーズ神戸」の希少性と資産性は? 特徴や価格を解説
「ベイシティタワーズ神戸」は、住友不動産が開発・販売する、神戸市中央区にある27階建てのタワーマンションだ。WEST、EAST2棟で総戸数は690戸。神戸市のいわゆる「タワマン規制」(JR三ノ宮駅から神戸駅にかかる市街地での容積率規制)によって最後のタワーマンションとなる。現地を取材し、確認できた価格も公開する。(フリーライター・神納まお)(画像)「ベイシティタワーズ神戸」ベイシティタワーズ神戸「1702号室バルコニー」からの眺め/(出典:公式サイト) 購入後に後悔しがちなタワマンの特徴は? 目次「ベイシティタワーズ神戸」は、絶景と神戸最後のタワーマンション価格とプラン設備仕様と共用施設メリットデメリット「ベイシティタワーズ神戸」は買いか
「ベイシティタワーズ神戸」は、絶景と神戸最後のタワーマンション
「ベイシティタワーズ神戸」の大きな特徴は2つ。 ・神戸港の夜景が一望できる眺望 ・神戸市で最後のタワーマンションという希少性と価値 「ベイシティタワーズ神戸」は神戸港「新港突堤西地区」再開発の一環で、神戸のシンボルと言える「メリケンパーク」や「神戸ハーバーランド」が広がるエリアに立地するロケーションだ。 「ベイシティタワーズ神戸」は2019年に着工、翌年2020年に神戸市は繁華街が広がるJR三ノ宮駅南側の一帯22.6ヘクタールで住宅の新設を禁止、さらに周辺の市街地292ヘクタールでは容積率400%までに規制した。つまり、神戸市中心部では事実上タワーマンションが新築できなくなった。 「ベイシティタワーズ神戸」は眺望や一般的なタワーマンションの魅力だけでなく、この「タワマン規制」によって希少性が高まり、築年数とともに価値が上がる可能性が高い、と売り主の住友不動産の担当者は説明する。 「ベイシティタワーズ神戸」の交通利便 「ベイシティタワーズ神戸」の交通利便の特徴は、特定の駅へ至近というわけではないが、JR・私鉄・地下鉄など7路線が徒歩圏内となっている。 ・JR東海道線の三ノ宮駅まで徒歩15分 ・阪急神戸線の神戸三宮駅まで徒歩15分 ・神戸地下鉄西神山手線の三宮駅まで徒歩16分 ・阪神本線の神戸三宮駅まで徒歩14分 ・神戸新交通・ポートアイランド線の貿易センター駅まで徒歩13分 ・神戸高速鉄道東西線の元町駅まで徒歩13分 ・神戸地下鉄海岸線の旧居留地・大丸前駅まで徒歩10分 ※WEST棟から。EAST棟はそれぞれ1分前後誤差がある。 東西に走るJR東海道線・阪急神戸線・阪神本線はどれも大阪梅田へ30分前後。新快速利用で24分で行ける。 周辺にはバス停も複数あり、階段の昇り降りや手荷物の状態などによって使い分けできる。車では阪神高速3号神戸線「京橋入り口」へ約500m~約600m。大阪方面や明石・姫路方面にダイレクトにアクセスすることができる。 「ベイシティタワーズ神戸」現地の様子は 「ベイシティタワーズ神戸」WEST棟はすでに完成している。346戸中のほとんどが売約済みで、販売中の部屋は商談中も含め残り8戸。購入者はすでに入居を始めているが、今からの購入者の入居(引き渡し)は2025年4月以降になるという。 現地は神戸市街地からやや南のウオーターフロントエリアにあり、人通りも多い。1階には住友不動産グループの店舗が入り、周囲は水族館などの観光地や外車ディーラーが多い。 周囲に高い建物はないが、道路を挟んで南側にどのくらいの建物が建つのか、まだ分かっていない。 EAST棟の完成は近いが、引き渡し可能時期は2025年7月下旬予定。 「ベイシティタワーズ神戸」を取り巻く環境 「ベイシティタワーズ神戸」の生活ロケーションについて。 買い物関係は ● 大丸神戸店、神戸元町商店街、三宮センター街、トアロード、南京町中華街へ徒歩10分前後 その他 ● メリケンパーク、波止場町緑地、FISH IN THE FOREST TOOTH TOOTH×そら植物園へ徒歩10分以内 指定学区のこうべ小学校へは1.8キロと少し距離がある。