なぜ「自分に価値がない」と思う人ほど<インテリア>に気を配るべきなのか…心理カウンセラー「家の中で目に映るものはすべて自己肯定感に関係する」
◆人の心は揺らぎやすいもの。だからこそ対策もうちやすい でも、安心してください。生まれつき自己肯定感が低いという人はいません! また、自己肯定感はさまざまな要因によって浮き沈みのあるもの。毎日ゆらいでいるということも知っておいてください。自己肯定感が低いと思い込んでいる人でも、ちょっとしたことがきっかけで、自己肯定感は簡単に上げることができるんです。 みなさんに言いたいのは、大人になってからでも、自己肯定感はいくらでも高めることができるということです。 自己肯定感は簡単に高くなったり低くなったりします。それは自己肯定感=心というのはさまざまな要因から影響を受けるからです。 その要因を大きく分けると、人間関係を含めた周囲の環境、体調や自律神経の状態、気候や季節といった外的な要因、といったものです。人からしかられれば凹んで自信をなくしますし、体調が悪いと心も弱くなります。 また、雨の日は気分が落ち込んで気分の切り替えができずに不安になったり……このように自己肯定感との関係を知っておけば、自己肯定感が低いからといって必要以上に悩むことなく、適切な対処ができます。
◆人気のソファーがかえって自信喪失に繋がることも さて、本書で扱う住居空間やインテリアも自己肯定感に影響する環境のひとつです。 少し考えてみてください。たとえば、部屋の中が汚かったり、散らかって足の踏み場もない状態だったら? 家に帰りたくなくなりますよね。 また、たとえ人気のソファーを買っても、自分にはしっくりこなかったら、家にいても居心地は悪いですよね。 こうした嫌悪感やちょっとした違和感を覚えると、掃除が不得手な自分が悪い……、何でこんなソファーを選んじゃったのかな、ダメな私……といった気持ちに。これが毎日続けば、自信喪失や自己否定につながり、自己肯定感は徐々にダウン。 ですから、住まいを自分が心地よく感じるきれいな環境にしておくことが大切なんです。
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