他人に流されない、言語力、感情の整理…「コミュニケーション能力」を向上させるイチオシ書を一挙紹介
<本の要約サービスflierが新刊の中から話題の本をピックアップし、それぞれのおすすめポイントを「本の作り手」が紹介>
毎月びっくりするほどの数の新刊が発売されていて、「どの本を選んだらいいかわからない......」と感じたことはありませんか? 「もうひと推しあったら買うかも」と思うような、本屋さんでよく見かける本もあるはず。1日1要約を提供しているフライヤーでも、残念ながらすべての新刊を紹介しきれません......。 ●日本だけ給料が上がらない謎…その原因をはっきり示す4つのグラフ そこで、そんなラインナップのなかから、書店やネットなどで話題となっている本をピックアップして、「推しポイント」をまとめてみました! きっと「あなた好みの1冊」が見つかるはずです。 ※この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です。 『あらゆる不調が消える 世界一のストレッチ』 著者:中村雅俊 出版社:アチーブメント出版 不調を感じたとき何をしますか? サプリメントやジムで筋トレなど何かをプラスする前に、まずは自宅ストレッチで「からだを元の状態に戻す」ことから始めてはいかがでしょう。本書では、不調の原因を「からだの癖や姿勢の崩れで特定の部位に負荷がかかる」→「筋肉のこわばり・張りが出る」→「血流が悪くなる、疲労感が出る」という流れで説明。解決策として紹介されたストレッチは、日常のさまざまなシーンで簡単にできるものばかり! 著者は理学療法士として活躍する傍ら、直近10年で世界1位の論文数を誇るストレッチ研究者・中村雅俊先生。厳選されたストレッチのメソッドを、ぜひ実践してください。 (アチーブメント出版 編集部 K) 『世界のビジネスエリートが熱くなる 教養としての武士道』 著者:安藤聖笙 出版社:自由国民社 海外メディアは、スポーツにおいて日本代表が活躍した際、その姿を「侍」に見立てて称賛することが多くあります。日本人のシンボルマークになっている「侍」ですが、その精神をあらわす「武士道」を語ることはできますか? なんとなく理解していても、いざ外国人と話すとき、うまく伝えられないのではないでしょうか? インバウンドも復活し、日本でも海外の方から日本文化や侍について聞かれることは増えていくでしょう。その際に武士道を伝えることができれば、相互理解は深まり、互いを尊重できるはずです。剣舞の達人で45年間「侍の心」を舞うことで表現した著者が、「武士の戦う姿勢から日常の振る舞い」までをわかりやすく、熱く伝えます。 (株式会社自由国民社 編集局長・竹内尚志) 『「この人なら!」と秒で信頼される声と話し方』 著者:下間都代子 出版社:日本実業出版社 皆さんは自分の声が好きですか? 他人と話が盛り上がりますか? 人前で話すのは得意ですか? 私は自分の声が好きではなく、話も盛り上がらず、何よりプレゼンが好きではありません......。そんな【声】と【話し方】の悩みを “秒で解決” できる本があったら読みたくないですか? 本書はそんな2つが両方ともある、あるようでなかった一冊。 著者は「電車の声の人」としてInstagramなどでバズっている “実力派"” アナウンサー、ナレーター。本書では、分析ゲーム、ギャップ探し、声に感情を乗せるワーク、決めつけクエスチョン、腹式発声、相槌、抑揚・緩急など、誰からも「信頼」される【シンプルなのに効果的】なプロの技を教えます。 (日本実業出版社 第一編集部 中尾淳) 『親子で哲学対話 10分からはじめる「本質を考える」レッスン』 著者:苫野一徳 出版社:大和書房 多くの親が、「子どもに賢くなってほしい」と願い、勉強や塾、お受験に力を入れています。しかし、本当に賢くなるために必要なのは「思考力」と「言語力」です。そして、この二つの力を圧倒的に高める方法が「哲学対話」です。 本書の著者、熊本大学の教育学者であり哲学者でもある苫野一徳氏は、二児の父でもあります。例えば「学びとは何か?」というテーマで対話を始めると、「勉強はつまらない」「理解できると面白い」など、お互いの経験を共有しながら「学びとは○○○○だ」と定義していきます。このプロセスが、思考力と言語力のトレーニングとなります。 ポイントは、親が一方的に教えないこと。自分の価値観を押し付けず、子どもの哲学的な思考を信じることです。誤っても「いいから、早く勉強しなさい!」などと言ってはいけません。 子育て世代は秒単位で忙しいですが、スマホや動画で溶けている10分を親子で対話してみませんか? 哲学対話は物事の「本質」を問いかけます。我が子にこれからの人生で最も身につけてほしい力ではないでしょうか? (編集担当者)