大阪府・吉村知事が定例会見4月8日(全文1)軽症・無症状者用施設に98社が応募
地理的に大阪市が中心になるのか
時事通信:幹事社、時事通信の【ナカシマ 00:13:34】です。今の、この宿泊施設の確保に関してなんですけれども、今後の6000室の確保を目指すというときに、やはり地理的な分布というのが大事になると思うんですけれども、第1号、第2号に限ったときに、これは地理的に言うと大阪市が中心になるのかですとか、その辺りをお願いします。 吉村:第1号、第2号は大阪市が中心になると思います。もちろん最後の出来上がりとしては大阪府全域ということで進めていきたいと思いますが、今の大阪の陽性者の分布割合を見ると圧倒的に大阪市民が多いという状況でもあります。医療機関としても受け入れているのは大阪市内の病院が多いという状況ですから、まずはやはり現状の大阪の陽性者の分布等を考えても、あるいは医療機関の体制を考えても、まずは大阪市内を中心に確保していきたいと思います。それからもちろんホテル自体も大阪市内が非常に多いというのもありますが、現実コロナ対応としてもまずは大阪市内を中心に進めていこうと思います。
周辺住民の理解を得る活動は?
時事通信:また、この宿泊施設を利用する際に、周辺住民の理解ですとか、そういう何か活動をされていきますか。 吉村:まずご理解いただきたいのが、今回のこのコロナの対策というのは国家の非常事態でもあって、そしていろんな風評被害が出ていると。これもぜひ抑えていかなきゃいけないと思っています。医療従事者に対する風評被害であったり、病院に対する風評被害、そういったものは抑えていかなきゃいけない。まさに全員が協力して進めていかなければならない、そういうものだというふうに思っています。 なので今回、この件についても、周辺の住民の皆さんには、そういう意味でこれは、そういった病院の医療崩壊を防ぐ意味でもご理解いただきたいということは広くお伝えをしたいと思います。ただ、個別にそのホテルの周りの住民の皆さんの住民説明会をするだとか、同意を求めるだとか、そういうことはしません。これはメディアの皆さんも発信していただきたいと思いますが、そこの同意や住民説明会がない限りできないとなれば、こういったスキームはできませんから、そういった風評ではなくて、きちんともちろんこれはホテルから当然出ないようにする、きちんと医療従事者も確保するということで進めていきますけども、1人の反対があって全部ができないということになってはなりませんので、ここは個別の住民説明会等はいたしません。 それからホテルについては基本的に非公表ということになると思います。ホテル側から積極的に公表とあれば、これは個別に公表することもあるかと思いますが、ここがコロナの陽性者の方が泊まっているホテルですということを行政から積極的に公表する予定はありません。