大阪府・吉村知事が定例会見4月8日(全文1)軽症・無症状者用施設に98社が応募
まずは1000室分をスピーディーに確保したい
運営に当たっては、府が定める運営マニュアルにのっとっていただくということです。そこはホテルの従業員さん等々の役割をしっかりやっていくということになって、安全確保に万全を期したいというふうに思います。そして居室数の確保ですけども、まずは約1000人分を、1000室分をスピーディーに確保していきたいと思います。その基準ですけども、大きな方向性としてはまず部屋数が多いということ。これは管理上の問題からです。部屋数が多いということ。そしてもう1つは早く開始ができること。これは今でも軽症者、無症状者はたくさんいてますし、日にやはり陽性者が増えていってますから、スピード感を持って早く提供いただけるところ。 そして3つ目に医療的観点です。これは動線がどういうふうに確保できるのか。ダイヤモンド・プリンセスでもありましたけど、清潔ゾーンとそうじゃないゾーンをきちんと分けて、どういうふうな動線を確保できるのか。こういったことは専門家もその現場を見てもらいながら判断していくということですが、基本的にはこの大きく3つの基準をベースにした判断基準の中で、できるところから進めていくということになります。
自衛隊に派遣を要請
そして一番最初については、これはノウハウもないということですから、自衛隊への派遣の要請をいたしました。これは河野大臣に僕から直接お願いをしました。その上で実務的にも府から派遣の要請ということがなされているという手続きで今進めています。河野大臣からも、これはもう大阪府に全面的に協力するという回答もいただいています。自衛隊におかれては、ダイヤモンド・プリンセスでされた経験もあるということで、その経験をぜひわれわれとしても借りたいと思いますし、特に最初の第1号、2号のようなホテルにおいては自衛隊の皆さんと、そしてホテルの従業員、そして医療関係者、いわゆる看護師さん、保健師さん、そしていわゆるロジ担といわれる行政の事務をするメンバー。このメンバーで進めていきたいと思います。 ですので、当初このホテルにおいては自衛隊、そしてホテル従業員、そして看護師かあるいは保健師といった医療のスタッフ、そして行政職員、このメンバーで進めていくことになります。そして看護師と行政職員については、これは一般的な制度として24時間対応にしたいと思います。24時間、誰かそのホテルの中には看護師か保健師か、そういった医療の対応できるスタッフがある。そしてお医者さんにはすぐ連絡がつながって、そこのホテルで対応できるようにするという態勢を整えていきます。併せて行政職員も派遣をして、いわゆる行政事務、ロジ担といわれますが、そういったものを担当してもらうと。そして安全確保においては最初は自衛隊が入ってやってもらうということで進めていきます。 今の予定ですが、今週中に第1号は決めたいというふうに思っています。今週金曜日か土曜日かちょっと分かりませんが、その辺りには第1号の陽性者の方が受け入れることができるように、そのスピード感で準備を進めていきたいと思います。以上です。 司会:それではご質問をお受けいたします。幹事社のほうから、初め、よろしいでしょうか。はい。