齋藤奨司が藤井伸樹を破って世界バンタム級王座獲得「好きなことを一生懸命頑張ることができる性格に生んでくれた」両親に感謝【修斗】
4R、齋藤が飛び込んで左ジャブ。タックルを狙う藤井に左右のフック。しかし藤井は構わずタックル。テイクダウンに成功。齋藤はなんとかケージに逃げて立ち上がるが藤井は組み付いたまま、押し込むと横に振ってテイクダウン。齋藤がケージににじり寄るが藤井は逃がさない。齋藤がケージを使って立ち上がるが、藤井はクラッチを離さず再度、横に振って尻をつかせる。藤井は足をたたむ。そしてケージにもたれた齋藤に肩パン。齋藤はヒジを連打。藤井は体を起こしパンチを連打。そのすきに脱出を図る齋藤だが藤井は逃がさない。再び藤井がパンチを連打。齋藤もパンチを狙うが、藤井はまたもパンチ。終了間際、離れて立ったところでラウンド終了。
5R、齋藤が圧をかけてパンチを上下に打ち分けるが、藤井は構わずタックル。ケージに押し込みバックを取る。背中に乗りかけるが齋藤が落とす。スタンドに戻り、齋藤が圧をかけるが藤井は間髪入れずタックルから押し込む。サイドバックについた藤井が横に振ってテイクダウン。上を取った藤井に齋藤がエルボー。藤井はケージに押し込み足をたたむ。両選手へのコールが交錯。残り1分のところでブレイク。スタンドに戻ると齋藤がパンチを連打。藤井がタックルを狙うが齋藤は許さず。藤井もパンチで応戦。打ち合いのまま試合終了。 藤井はグラウンドでコントロールも明確なダメージを与えることができず。一方、齋藤はスタンドでは打撃を当てるものの、すぐに藤井にタックルを許しグラウンドに引き込まれ、こちらも明確なダメージを与えることができず、判定が難しいラウンドが続いたが、結果はは49-46、45-50、47-48の1-2で齋藤が勝利を収めた。
新王者となった齋藤は「修斗世界バンタム級第13代王者の齋藤奨司です。大好きな格闘技がケガで1年くらいできなくて、そこから藤井選手と頭の中で1年間戦ってきました。下馬評は不利だったと思うんですが、自分を信じて、仲間たちを信じて、一つのことを頑張り続けたら王者になることができました。特別、才能があったわけじゃないですけど、好きなことを一生懸命頑張ることができる性格に生んでくれたのは両親のおかげです。ありがとうございます。なにより僕を強くしてくれたのは藤井選手なので、藤井選手に大きな拍手をお願いします。そして総合格闘技を始めるきかっけを作ってくれた高谷さん、ありがとうございます。これからも仲間を信じて、自分を信じてどんどん上に行くんで応援よろしくお願いします」と語った。
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