大阪府・吉村知事が定例会見12月22日(全文1)オミクロン株の市中感染があるという前提で
基本的な感染対策が非常に重要
オミクロン株がもう入ってきているという状況ではありますが、対策は同じです。基本的な感染対策、マスク、手洗い、うがい、距離を取る。基本的な感染対策が非常に重要ですので、ぜひご協力をお願いします。 発表事項についてです。これにも関連してきますが、1点目です。3点発表させていただきます。1点目ですけども、無料検査事業についてです。これは現在運用はしていません。まだ実際に活用ということにはなっていませんが、ワクチン・検査パッケージです。もう実際動きだすということにはなります。府から要請するワク・検パッケージはまだ適用していませんが、民間の皆さんがやられていることに対するワク・検パッケージはもう動きだしてる。それに合わせた事業所をすでに設置するということで、もうすでに事業は開始をしています。 特に薬局、それから自費の検査機関を中心に、健康上の理由でワクチンを受けられない方を対象とする無料検査事業、これを開始していきます。12月17日、予算の議決をいただいた日からもう登録の受け付けを開始しています。そして年内に、もう143カ所申請がありますから、この12月23日は7カ所、24日には100カ所以上の無料検査場を大阪府内に設置いたします。 基本的な枠組みですけれども、最終的には450カ所程度の検査場を設置したいと思います。中学校の校区1つについて1カ所程度は確保できるようにということで今、進めています。もちろんこれは、特に繁華街等、この協力いただける薬局は広げていきたいと思っていますので、数については広げていきたいと思いますが、450カ所というのを、まずは目標にしたいと思っています。
健康上の理由でワクチンを受けられない人対象の無料検査事業
フローですけれどもPCR検査の場合はそこで検体を採取して郵送等を行って、その検査機関、あるいはそういったところで検査結果が通知をされるということになります。そして抗原の定性検査のほうですね。こちらは検査キットを使って、その場で分かる検査になります。いずれもこれで活用するということになります。 その検査ですけれども、もし万が一、陽性が判明したときの対応についてです。検査事業所での対応としましては、もし陽性が判明したら医療機関の受診が必要ありますよということを事前に説明を、その検査機関でするということになっています。また申込書に記載する場合に受検者の方の同意をお願いします。そして検査が判明したときには医療機関等の受診を勧奨していきます。 同じく府における対応ですけれども、陽性者が判明した場合には薬局やその検査場から、陽性者情報を府が共有いたします。そしてその方が医療機関等を受診されている、その届けが出ているかどうかを確認いたします。もし確認ができなければ、こちらのほうからも、府のほうからもアプローチをさせていただいて、検査、あるいは医療機関の受診をお願いしますということを促すということになります。そういうスキームです。 そして検査実施事業者ですけれども、基本的には薬局が多くなると思いますが、それから自費検査機関、これ中心になってきます。そしてワクチン・検査パッケージ事業に協力していただける検査機関については、もう全部入っていますけれども、この検査事業所と、新型コロナの検査実施事業所というステッカーを発行いたしますので、このピンク色のステッカーがあるところはそういったところで検査ができるということになります。 飲食店等で、この同じ形のものが今、ゴールドステッカーで出ていますので、形式は同じですけれども、色等が変わっていると、ちょっと中の文字も変わっています。主な要件ですけれども、検体場所が確保できるという、他の場所と区分ができているかどうかということが1つ。そして採取時に距離が取れるかと、幾つか要件がありますが、この要件を満たすところに事業所として申請をいただいてご協力をいただくということになっています。補助制度としましては、そういった体制整備するための補助、そして検査費用としての補助は当然いたします。できるだけ検査場を増やしていきたいと思います。