土居志央梨がオレンジ髪のエンジニアに 『無能の鷹』安藤玉恵、宮尾俊太郎ら新キャスト発表
10月11日よりテレビ朝日系で放送がスタートする菜々緒主演の金曜ナイトドラマ『無能の鷹』の追加キャストとして、安藤玉恵、土居志央梨、宮尾俊太郎、永田崇人の出演が発表された。 【写真】『虎に翼』男装の弁護士・よね(土居志央梨) 本作は、女性コミック誌『Kiss』(講談社)で連載中のはんざき朝未による同名コミックを映像化するもの。 菜々緒演じる主人公の鷹野ツメ子は、スマートな身のこなしに落ち着いた声、自信に満ちあふれているのに謙虚な立ち振る舞い。どこからどう見ても中堅エース級の風格を備えていて、有能そうな見た目なのに、実は衝撃的に無能だった。 鷹野と同期であり、ひよわすぎる新入社員・鶸田道人を塩野瑛久が演じるほか、優しいばかりに常に損をして、鷹野の指導係まで押し付けられた会社の歯車代表・鳩山樹を井浦新、恐ろしく要領がよく根回しの鬼として名高い“憑依型サラリーマン”雉谷耕太を工藤阿須加、野望と愛欲にまみれた“会社員ver黒革の手帖”を操る“社内CIA”・鵜飼朱音をさとうほなみ、「ありがとう」と「ごめんね」が言えない“老害部長”・朱雀又一郎を高橋克実が演じる。 クセ者揃いの開発部の部長として部下たちを、疲弊しながらドライにまとめる人徳者・鴫石郁に扮するのは安藤。ドラマ『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』(2021年/NHK総合)で阿佐ヶ谷姉妹・木村美穂役を演じたほか、映画『ラストマイル』(2024年)でもキーパーソンを演じている。 安藤は、同期の鳩山は良き相談相手、朱雀は元上司という間柄である鴫石を「初の女性部長という肩書きなので、幾重にも重なる思いがありそうだと思っています」と分析。それを踏まえ「キャラクターがはっきりしているので、いろいろと遊べそうだなあなんて思っています」と語り、「鷹野という人物との出会いは、私もそうだったように、視聴者の皆さんにとっても最高なものになるはずです」とメッセージを寄せた。 「ダル……」が口癖の自由人、鵜飼と同期の開発部エンジニア・鵙尾弓を演じるのは土居。連続テレビ小説『虎に翼』(2024年/NHK総合)で男装の女性弁護士・山田よねを演じている土居が、オレンジヘアのエンジニアに扮する。 土居は今回、『無能の鷹』へのオファーがあった際の心境を「キャストの皆様が素敵な方ばかりで、その一員として作品に参加出来るのがとても嬉しかったです」「ここ一年ずっと黒髪ショートだったので、ウィッグ姿の自分を見るたびにまだ若干『誰……?』となりますが(笑)。ヘンテコ可愛い衣裳も気に入ってます」とコメント。「金曜日の夜、少しだけ肩の力が抜けるような、人生ってなんだかんだ面白いかもと思えるような、そんな時間をお届けできれば」と意気込みを語った。 さらに、開発部に所属する金髪×長髪×ちょびひげの変人エンジニア・鵤流星役を宮尾が演じる。口癖は「人生はロックだよ」で、いつもギターを弾いたりヨガをしており、芸能人の友達が多いと自称する。SNSの投稿が絶妙にイタいという役どころだ。 2025年に放送される大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』(2025年/NHK総合)への出演も決定している宮尾は、原作・台本を読んで「頑張りすぎていたり、自分で気が付かないけど、心が限界を迎えていたり、そんな、なにか窮屈な思いをしてる方々が、思いっきり力が抜けてしまうような作品」と好感触の様子。「皆様とありそうでない、なさそうである世界観を作って行きたい」とコメントした。 鷹野と鶸田の同期で、“あざとすぎる”人事部・烏森皇子役を演じるのは永田。空気を読み、人に愛される立ち位置を確保することに長けている、あざとすぎる人事部社員であり、入社早々会社のキーパーソンを抑えるために、社内人物相関図を足しげく作成するなど、新入社員にして激しい計算にまみれた、末恐ろしい男・烏森。永田は原作、台本を読んだ際の感想を聞かれると「とにかく、声を出して何度も笑い転げました。嘘じゃないです!」とハツラツと答え、「日々、目一杯生きている同志の皆様! 一旦ストーップ! 毎週1時間だけでもいいので、この作品を観て、肩の力を抜きましょう! 題して“無能の鷹活動”略して、“鷹活”しましょう」とアピールした。 また、営業部所属で、圧倒的社畜であり忖度の神として営業部に君臨する梟井重蔵役に『おっさんずラブ』シリーズ(テレビ朝日系)や『unknown』(テレビ朝日系)の鈴木理学、同じく営業部所属で、いつもポジティブすぎて逆にピュアハラスメント体質・白鳥京香役を『アンメット ある脳外科医の日記』(2024年/カンテレ・フジテレビ系)の相馬有紀実が演じる。 さらに、9月6日にテレビ朝日系で放送される『伝説の頭 翔』内で、『無能の鷹』の30秒ティザー映像が地上波初放送されることも決定した。 ■コメント 安藤玉恵(鴫石郁役) 今作のタイトルを初めて見た時は「ちょっと怖い物語なのかしら?」と思ったのですが、痛快なコメディで「よし、現場、めっちゃ楽しもう!」と思いました。また鴫石は、初の女性部長という肩書きなので、幾重にも重なる思いがありそうだと思っています。 原作や台本を読んだ感想は「痛快」です! 画を想像して笑いながら読み進めました。とても現代的な話でもあるので、知らないイマドキの単語も出てきたりして、勉強にもなっています。 撮影現場はとても楽しいです! この度、初めましての方も多いのですが、キャラクターがはっきりしているので、それを踏まえていろいろと遊べそうだなあなんて思っています。また、若いスタッフさんに囲まれて、空気が新鮮だと感じています。 鷹野という人物との出会いは、私もそうだったように、視聴者の皆さんにとっても最高なものになるはずです。どうぞご期待ください! 土居志央梨(鵙尾弓役) 『無能の鷹』への出演が決まったときは、キャストの皆様が素敵な方ばかりで、その一員として作品に参加出来るのがとても嬉しかったです。原作も台本もとにかく面白くて、声を出して笑いながら読みました。「この会社、私も入社したいなぁ」と(笑)。それぞれのキャラクターが愛おしくて、次の台本をいただくのが待ちきれないです! まだ2日ほどしか撮影に参加できていないのですが、菜々緒さんはじめキャストの皆様もスタッフの皆様もとても温かく楽しい現場です。ここ一年、ずっと黒髪ショートだったので、ウィッグ姿の自分を見るたびにまだ若干「誰……?」となりますが(笑)、ここから鵙尾と仲良くなっていくのが楽しみです。ヘンテコ可愛い衣裳も気に入ってます! 日々お仕事や家事や育児や勉強など、本当にお疲れ様です! 金曜日の夜、少しだけ肩の力が抜けるような、人生ってなんだかんだ面白いかもと思えるような、そんな時間をお届けできれば良いなと思いますので、リラックスしてお楽しみください! 宮尾俊太郎(鵤流星役) テレビ朝日のドラマは初めて出演させていただく事なので、出演の話を聞いたとき、嬉しかったです! 初めてのチームとの出会いが楽しみです。 また私が演じる鵤は、強烈なビジュアルで、新境地が開ける予感です! この作品は頑張りすぎていたり、自分で気が付かないけど、心が限界を迎えていたり、 そんななにか窮屈な思いをしてる方々が、思いっきり力が抜けてしまうような作品だと思います。誰もが抱えていそうな問題を持つ、個性的で愛おしいキャラクター達をぜひ楽しみにしていてください。 出演者の皆様とありそうでない、なさそうである世界観を作って行きたいですし、今までにないドラマだと思います。皆様に『無能の鷹』を楽しんでスッキリして頂けますように!! 永田崇人(烏森皇子役) 心から、こういう笑って元気が出る作品を待ち望んでいました! 個人的にこの作品が好きすぎて、それはそれで、プレッシャーにも感じております。この作品が1ミリでも面白くなるように、微力だと思いますが、尽力したいと思います。 原作と台本を読ませていただいて、とにかく、声を出して何度も笑い転げました。嘘じゃないです。言葉通り、転げました。とにかく鷹野がチャーミングで、周りのキャラクターたちもどこか可笑しくて。みんな「何やってんだよ!」とツッコミながらも、気づいたら心が温かくなっていて、“明日も頑張ろう”という気持ちにさせてくれる原作であり、台本だと思います。 はじめてチームの皆様にお会いした機会が衣装合わせだったのですが、俳優人生で最も、居心地の良い衣装合わせでした。あんまり霊感がある方ではないですが、なんだかお花畑のようなオーラで包み込まれた気がしました(笑) 現場でも皆で笑い合いながら撮影が進んでいて、とても楽しいですし、個人的には塩野くんとは歳も近くて、すごく久しぶりに会うのに、気づいたら将来の話までしていました(笑)。 日々、目一杯生きている同志の皆様! 一旦ストーップ!! 毎週1時間だけでもいいので、この作品を観て、肩の力を抜きましょう! 題して《無能の鷹活動》略して、《鷹活》しましょう。完璧が全てじゃない。失敗だってする。そんな、メッセージが届くことを祈っています。
リアルサウンド編集部