厚生年金を10万円以上受け取る人は何パーセント?公的年金のみで生活している高齢者世帯は全体の4割程度に
今年も残り1か月ほどとなりました。年末年始に向けて、出費が増えるご家庭も多いのではないでしょうか。 ◆【一覧表】厚生年金と国民年金の受給額ごとの人数を見る 特に、年金が主な収入源となっているご家庭では、次の支給日を心待ちにしている方もいらっしゃるかもしれません。 年金の受給額には個人差がありますが、今回は厚生年金で月10万円以上を受け取っている人の割合についてご紹介します。 現代のシニア層が実際にどのくらいの年金を受け取っているのかを確認し、現役時代から備えることの大切さを考えてみましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
厚生年金と国民年金の平均月額
なお、 厚生年金の平均年金月額は14万3973円、国民年金は5万6316円となっており、男女別に見ると以下のようになっています。 【男性】 厚生年金:16万3875円 国民年金:5万8798円 【女性】 厚生年金:10万4878円 国民年金:5万4426円 ※厚生年金の平均月額には基礎年金部分が含まれます 現役時代の収入と加入期間に応じて支給額が決まる厚生年金については、男女間で6万円ほどの差が見られます。 平均値は上記のようになっていますが、実際にどのくらいの金額を受け取っているのか、受給額ごとの受給者数も確認しましょう。
【厚生年金・国民年金】受給額ごとの受給者数
厚生年金と国民年金の受給額には個人差があります。 特に、現役時代の収入と加入期間に左右される厚生年金の受給額には差が出やすいので、受給額ごとの受給者数を確認してみましょう。 ●厚生年金・受給額ごとの受給者数 ・1万円未満:6万1358人 ・1万円以上~2万円未満:1万5728人 ・2万円以上~3万円未満:5万4921人 ・3万円以上~4万円未満:9万5172人 ・4万円以上~5万円未満:10万2402人 ・5万円以上~6万円未満:15万2773人 ・6万円以上~7万円未満:41万1749人 ・7万円以上~8万円未満:68万7473人 ・8万円以上~9万円未満:92万8511人 ・9万円以上~10万円未満:112万3972人 ・10万円以上~11万円未満:112万7493人 ・11万円以上~12万円未満:103万4254人 ・12万円以上~13万円未満:94万5662人 ・13万円以上~14万円未満:92万5503人 ・14万円以上~15万円未満:95万3156人 ・15万円以上~16万円未満:99万4044人 ・16万円以上~17万円未満:104万730人 ・17万円以上~18万円未満:105万8410人 ・18万円以上~19万円未満:101万554人 ・19万円以上~20万円未満:90万9998人 ・20万円以上~21万円未満:75万9086人 ・21万円以上~22万円未満:56万9206人 ・22万円以上~23万円未満:38万3582人 ・23万円以上~24万円未満:25万3529人 ・24万円以上~25万円未満:16万6281人 ・25万円以上~26万円未満:10万2291人 ・26万円以上~27万円未満:5万9766人 ・27万円以上~28万円未満:3万3463人 ・28万円以上~29万円未満:1万5793人 ・29万円以上~30万円未満:7351人 ・30万円以上~:1万2490人 ※国民年金部分を含む 厚生年金のボリュームゾーンは10~11万円前後および17~18万円前後となっており、月額10万円以上を受け取る人の割合は全体の約77.3%となっています。 続いて、国民年金における受給額ごとの受給者数も見てみましょう。 ●国民年金・受給額ごとの受給者数 ・1万円未満:6万5660人 ・1万円以上~2万円未満:27万4330人 ・2万円以上~3万円未満:88万1065人 ・3万円以上~4万円未満:266万1520人 ・4万円以上~5万円未満:465万5774人 ・5万円以上~6万円未満:824万6178人 ・6万円以上~7万円未満:1484万7491人 ・7万円以上~:178万3609人 国民年金のボリュームゾーンは6~7万円未満となっており、2024年度に満額を受給する場合は6万8000円となります。