【30億件の学習データから検証】なぜ同じ授業を受けても差がつくのか。勉強ができる子の学び方に共通する「乗り越え力」を分析
成績を伸ばす「乗り越え力」を高める方法
成績が伸びる子には「乗り越え力」があると、RISUでは考えています。乗り越え力とは、つまずいたとき放置せず、確実に理解して前へ進む力のこと。ここでは、乗り越え力を高めるためにできることを2つ紹介します。 ■テスト結果を活用して弱点を分析 テストが戻ってきた後、結果に一喜一憂するのではなく、ぜひ復習に活用してください。テストは、理解しているところ・苦手なところを把握するのにとてもよいツールです。テスト結果がよくないと、ガッカリする気持ちは分かりますが、間違えたところをしっかり確認して、その日のうちに解き直しをしましょう。 苦手克服を目的に、長期休みに「総復習」としてさまざまな単元の復習する場合もあるかと思います。しかし、広範囲にわたる復習は時間がかかるだけでなく、中途半端にしかこなせず結局苦手が残る可能性があります。 そのため、苦手部分の洗い出しはその都度行うほうが効率的です。ぜひ、テストが戻ってきたらすぐに間違えた部分を見て「何が分かっていないのか」を把握するようしましょう。 ■ポジティブな声がけで親がサポート 乗り越え力を高めるには、保護者の方のサポートも重要です。子どもによっては、何が苦手なのか自分自身では分からなかったり、すぐに諦めたりしがちです。子どものつまずきが見えたら、「もう1回やってみよう」「この問題を解き直してみよう」といったポジティブな声掛けをしましょう。 もし、子どもがなかなか問題を理解できなくても、叱らないよう気をつけてください。ついイライラしてしまいますが、そこはぐっと堪え、励ましの声掛けに徹することがポイントです。 また、子どもが「答えを教えて!」と言ってきた場合も要注意。答えを言ってしまえば親もラクですが、子どもが自分で問題を解いてこそ意味があります。ヒントを与える程度にし、基本的には見守る姿勢が大切です。子どもが自分で課題をクリアできたら、「よく頑張ったね」と努力の過程を褒めるのも忘れないようにしましょう。