30代男が「小6女子」になりすまし“わいせつ画像”送らせる…ネット上で起きた未成年の性被害、警視庁が明かす卑劣な手口
架空アルバイトの面接に誘い出し…被害の“実態”
では、最新の「インターネット上で発生している犯罪」にはどのようなものがあるのか。未成年者に対する性犯罪の手口に絞り警視庁に聞いたところ、実際の事例として以下のようなものが発生したという。 《なりすましによる被害事例》 30代男が「小学校6年生の女の子」になりすまし、SNS上のダイレクトメッセージで女子小学生(9歳)と知り合った。男は、同女児に対し、「胸が小さいことを悩んでいる」と送信するとともに、いずれかで入手した別の女児の画像(胸部が露出したもの)を送りつけ、「そっちも送って」とわいせつ画像を送信するよう要求し、同女児のわいせつ画像を自己のスマートフォンに送信させた。 《脅迫による被害事例》 20代男が、SNSで知り合った女子中学生(12歳)に対し、児童の年齢を知った上で、わいせつな画像を送信するように要求して画像を送信させ、さらに同画像を拡散する旨を申し立て脅迫し、電子マネーを送金させた。 《架空アルバイトを装った被害事例》 30代男が、SNSの書き込みやプロフィールの内容から18歳未満であると思われるアカウントに狙いを定め、架空のアルバイトを募集するメッセージを送った。返信のあった女子高校生(17歳)に対し、面接と称して誘い出し、プロフィール用写真と偽って裸を撮影し、性交した。 《なりすましによる被害事例》 20代男が、SNS上で女性になりすまし、知り合いの男子中学生(14歳)に「わいせつな画像の交換しよう」「わいせつな行為を動画で撮って送って」などと要求し、自己のスマートフォンにそれらを送信させた。さらに、男は女性になりすましたまま「画像を拡散させたくなかったら、これから男をそっちに行かせるから、その男とわいせつ行為を撮って送信しろ」等と脅し、女性になりすましている男が直接会いに行き、公衆便所内でわいせつな行為をした。 《オンラインゲームを介しての被害事例》 30代男が、オンラインゲームで知り合った男子中学生(13歳)にゲーム用機器を供与して、自動車内でわいせつな行為をした。 いずれも悪質なケースばかりで、目を覆いたくなった人もいるのではないだろうか。未成年者が性別や年齢に関係なく狙われ、被害を受けていることがわかる。