【北朝鮮内部・最新映像】野外市場には数少ない“痩せて小さな野菜” 路上で煮炊きする“ホームレス”…脱北者が明かす「1日1食おかゆだけの生活」
脱北女性「核は開発したのに、それ以外は何をしたの?」
核兵器開発を推し進める北朝鮮当局の姿勢に対して、生活が困窮する住民たちの不満は高まっているようだ。2023年10月に脱北したカン・ギュリさん(仮名/20代)は、特に年配の人たちの不満が強いと話す。 カン・ギュリさん(仮名/20代): 核をあんなに開発したのに、それ以外には何をしたの?核はなぜ必要なのだろう。私たちのために必要なのか、違うと思う。政権維持のために必要なものだ。 さらに、カンさんは北朝鮮軍によるロシア軍への派兵について、悲痛な思いを口にする。 カン・ギュリさん(仮名/20代): 私のいとこも軍隊にいる。ロシアに出たんじゃないかとすごく心配になって、映像を見たときにたくさん泣いた。若い青年たちを弾よけで送り出し、それに対するお金をもらって商売している。とても悔しくて心が痛い。 北朝鮮の住民たちの中では、韓国との統一を望む声が大きいという。自由を望み、暮らしが豊かになることを期待しているからだ。 一方の韓国では、民主主義を揺るがす非常事態が起こり、混乱はまだ収束の見通しが立っていない。朝鮮半島の緊張はどうなるのか、先行きは不透明だが、いずれにせよ2025年は大きな変化を迎える年になりそうだ。 (執筆:FNNソウル支局 濱田洋平(テレビ西日本))
濱田洋平
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