もう故障に泣かされない!プロ・ランニングコーチ提唱の厚底シューズ時代に欠かせない「体幹ランニング」
厚底シューズの履き分け方を知る
●カーボンプレート入り厚底シューズ ミッドソールに、優れた強度と剛性を持つカーボンファイバープレートを内蔵。ソールのクッション素材の進化により、見た目に反して驚くほど軽いのが特徴。レース本番はもちろん、ペース走、ビルドアップ走のようなスピード練習で活用を。本書では、高反発プレートが使用されているシューズを総称して「カーボン入りシューズ」と呼ぶ。 ●カーボンプレートなし厚底シューズ バネのような反発力のあるカーボンプレート入りシューズは、着地衝撃が大きくなるのと同時に、着地時の衝撃を受け止め、ブレを御せる筋力が必要となる。そこで、ジョグやLSD(Long Slow Distance:長く・ゆっくり・距離を踏むの頭文字)のようなスピードの必要のない練習では、カーボンプレートが使用されていないシューズを履くことが望ましい。 クッション性がありながら軽量なのが、新時代の厚底シューズ。ソールの素材や形状自体にも推進力を生む工夫が凝らされている。本書では、ソールがクッション性のある厚底でも、高反発プレートが使用されていないシューズを総称して「カーボンなしシューズ」と呼ぶ。 金哲彦 プロ・ランニングコーチ/駅伝・マラソン解説者。早稲田大学時代は箱根駅伝で活躍し、2度の優勝に貢献。現役引退後は、リクルートの陸上競技部で小出義雄監督とともに、有森裕子、高橋尚子などの選手を育てる。現在はランニングコーチとして幅広い層を指導するとともに、陸上競技の解説者としてTV・ラジオなどで活躍中
金哲彦