【宝塚記念】大阪杯の内容からローシャムパークを推奨 穴はデータと血統が追い風のシュトルーヴェ
3つのファクターから推奨馬を見つけ出す
今回は6月23日(日)に京都競馬場で行われる宝塚記念について下記3つのファクターを組み合わせる、コンプレックスアナライズで分析を行っていく。 【宝塚記念2024 推奨馬】勝率83.3%の必勝データに該当、能力No.1で突き抜ける! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) ・レースの好走馬及び凡走馬の共通項を探る「重要データ」 ・目には見えない上積みを探る「前走の内容」 ・適性と素質を知るための「血統評価」 特別登録のあった13頭を検討対象とし、過去10年のデータを使用する。
重要データ:前走レース別の成績
宝塚記念はグランプリということもあり、荒れにくいレースに分類される。過去10年ではレース全体の単勝回収率は54%、複勝回収率は86%だ。 前走レース別成績を見ると、天皇賞(春)が【3-3-3-33】単勝回収率47%、複勝回収率92%。今年の登録馬ではディープボンド、ブローザホーンが該当するが、今年は天皇賞(春)自体のレベルがそこまで高くなかったことを頭に入れておきたい。 続いて大阪杯。GⅠ昇格後は【2-2-1-16】単勝回収率62%、複勝回収率56%。大阪杯から出ている勝ち馬2頭はクロノジェネシスとサトノクラウン。どちらも大阪杯時に479kg以下の馬体重だった。今年は大阪杯1着ベラジオオペラ、2着ローシャムパークを筆頭に多数の馬が出走してくるが、連対馬2頭はいずれも大阪杯時に500kgを超えていた。 前走目黒記念は【1-0-1-13】単勝回収率167%、複勝回収率76%。好走馬2頭は前走で連対していたことから、勝ち馬のシュトルーヴェには追い風だ。 そのほか、ドバイシーマクラシックは【2-1-1-6】単勝回収率31%、複勝回収率59%で、勝ち馬はいずれも前走で連対。鳴尾記念は【1-2-0-15】単勝回収率78%、複勝回収率90%で、勝ち馬ラブリーデイは前走を勝っていた。今年はこの2レースからの出走馬がいずれも4着以下。勝ち馬の条件からは外れる。
前走の内容:大阪杯のローシャムパーク
ローシャムパークは前走大阪杯で2着。データ的には「前走大阪杯で馬体重500kg超え」は勝ち馬が出ていないが、本馬の前走は見どころがあった。 大阪杯のレースラップを見ると前半5Fが60.2秒で、後半5Fが58.0秒の後傾2.2秒。馬場状態も内側が綺麗だったため、内側を先行した勝ち馬のベラジオオペラは展開に恵まれた面がある。 対してローシャムパークは先行力が足りず後ろからの追走となったが向正面で捲っていた。折り合いがうまくいっていなかった部分もあり、展開次第では逆転していた可能性が高い。大阪杯はレースレベルも高かったので注目したい。