異文化体験のクライマックス!? イスラム教の聖地と歴史ある港町をホッピング
「Qanaateer」は、アラビア語を母国語としない人にアラビア語を教える教育センター。ジェッダにある施設ではアラビア語の書道教室(カリグラフィー)を開催しています。 ペンの角度で線の太さを変える方法や点の打ち方など、簡単なレクチャーを受け、先生に各生徒の名前のお手本を書いてもらいます。そのお手本を参考に、各自がアラビア語の自分の名前に挑戦。ユニークな自分土産になりますよ。
新市街にある「タイバット博物館」は各地の民族ごとの暮らしぶりや、薬学や天文学、歴史などの学術など、ジェッダやサウジアラビアのありとあらゆることを展示。ひとつの部屋に600点ほどの展示があり、それが333室も! これが私設博物館とはオドロキです。オーナーのサウジアラビア愛、伝わってきます。
■ タイバット博物館/Tayebat Museum
営業時間/8:00~12:00、17:00~21:00、金曜定休 入場料/SAR80
新市街のお洒落なレストラン&ショップ3軒
伝統的なものと、モダンなものが同居しているジェッダ。新市街には伝統を大切にしつつ、新しい感性が光るお店が増えているもよう。ここではおすすめの3軒をピックアップ。
1) ミーズ・レストラン(Meez Restaurant)
中東各地の伝統的な家庭料理に、調理法やスパイスなど、アレンジを効かせたアラビアのフュージョン料理。米やマカロニ、豆をトマトソースや辛みのあるソースで混ぜながら食すエジプトの国民食「コシャリ」も、モッツアレラソースを詰めたボール状にするなど、クリエイティブ。元ネタとなった料理を知らなくても、楽しめます。
2) デイリー・エディション・カフェ(Daily Edition Café)
地元の女子が集うおしゃれカフェ。アジア各国料理が楽しめます。しょう油ラーメンやチキンかつ丼など、聞きおなじみのある料理名も、ひとヒネリ。味について先入観を持たずにいただくと、意外や美味です。
3) ホームグローン・マーケット(Homegrown Market)
中東のファッション、インテリア、フードを集めたコンセプトストア。2フロア吹き抜けの店内には女性オーナーが集めた、地元のアーティストのアイテムがセンスよくディスプレイされています。ポップだったり、ソフィスティケートだったり、今ドキの感性に中東のイメージが一新されるはず。
来年は日本とサウジアラビアの国交70周年、彼女とワクワクするアバンチュールの旅先にいかがでしょう?
文/古関千恵子 取材協力/サウジアラビア政府観光局