異文化体験のクライマックス!? イスラム教の聖地と歴史ある港町をホッピング
歴史的な建造物の内部を見られるのが、17世紀に建てられた個人所有の「マトゥブリ・ハウス博物館」。直射日光や外からの視線は遮りつつも、風通しに優れた木造の出窓“ラワシン”も内側から効用を体験できます。
アル・バラド地区にはカフェや商店、土産物店もあり、庶民の暮らしも営まれています。そして祈りの時間を知らせるアザーンが流れると、そうした店もパタパタと戸締りをし、店の人たちもモスクへ。あっという間に閑散となった旧市街にサウジアラビアのリアルな日常を感じます。
紅海の風を感じる、海沿いのジェッダ・コーニッシュ
紅海の海岸線沿い、約30キロメートル続くリゾートエリア、ジェッダ・コーニッシュ。緑が整えられた遊歩道が整備され、ジェッダ市民のくつろぎの場になっています。5~6月に開催されるフェスティバル「ジェッダ・シーズン」の会場や、アメリカズカップで盛り上がるヨットクラブ、F1の市街地コースもあり、華やいだ雰囲気です。
ジェッダ・コーニッシュには思わず写真に撮りたくなるシーンもあちこちに。上空312メートルまで吹き上げる世界一高い噴水の「ファハド王の噴水」、満潮時には海に浮かんでいるように見える通称フローティングモスク「アムラーマ・モスク」、屋外に飾られた数々のアート作品など、レンタル自転車で軽やかにチェックしてみるのはいかがでしょう。
ジェッダ・コーニッシュはラグジュアリーなリゾートホテルが多いエリア。海岸線近くのザ・リッツ・カールトン、ジェッダは、どこか宮殿を思わせる荘厳な佇まいです。広大な車回しに、立派な柱が林立するロビーエリア、そして笑顔で迎えてくれるスタッフ、まるで王様になった気分。
そして美味なるメニュー揃いの朝食ビュッフェ会場はまるで舞踏会が開かれる広間のよう。客室ももちろんエレガントです。
アラビア文字で自分の名前、書いてみる? サウジアラビアのカルチャー体験
アルファベットでも漢字でもない、独特なスタイルのアラビア文字。何が書いてあるのか、どんな意味があるのか、まったくわからないけれども、図柄としてみると、流れるようなラインがなんとも美しい。