「何度も書くのがめんどくさい」と言われたら。小学生の漢字OK・NG勉強法
注意したいNG勉強法
漢字の学習は、大変だけれど実は効果が望みづらいものもあります。 せっかくがんばったのに「やってもやっても覚えられない……」と思ったら、次のようなNG勉強法をしていないかチェックしてみてくださいね。 少しだけやり方を変えてみるだけで、グッと効果が上がるかもしれませんよ。 【何十回と書き取りをする】 必要以上に書き取りをすることは、覚えることよりも書き終えることが目的の作業となってしまいます。漢字は、書けば書くほど覚えるというものではありません。3~5回程度の少ない回数で集中して覚えるようにしましょう。 【部首や、成り立ち、熟語などを細かく調べすぎる】 部首や成り立ち、熟語を確認することは、漢字を覚える助けになります。だからといって、細かく調べすぎていては、作業タスクが増える一方で嫌になってしまいます。成り立ちは特徴的なもの以外は確認しなくてもOK。熟語は、普段使わないような難しいものは押さえなくてもOKといったラインを決めておけるといいですね。 【書き取りにきれいさを求めすぎる】 トメ、ハネ、はらいなど、テストで減点対象になってしまう部分が押さえられていれば、美しい文字でなくてもOK。漢字はきれいに書くことよりも、丁寧に書くことが大切です。きれいさを求めすぎると、漢字を書くこと自体が嫌になってしまうため注意しましょう。
まとめ & 実践 TIPS
たくさん覚えなければいけない漢字は、ただ暗記しようとしても覚えるのに時間がかかってしまいます。単調になったり、やることが多くなったりすれば、やる気がしぼんでしまうことも。やるべきことを絞ること、楽しく取り組める工夫をすることで漢字学習をサポートしてあげられるといいですね。
河原はるこ 「赤ペン先生」歴8年。4年生担当。 高校生の時、「赤ペン先生」の心のこもった美しい字のおたよりに励まされた思い出があり「赤ペン先生」に。子どもたちへは、「まちがえるのは恥ずかしいことではない!」「どんどんまちがえましょう!」という思いを持ちながら、一生懸命に書かれた解答を尊重し、大切なポイントが一目でわかる指導を心がけている。 趣味:読書とフルーツ酢作り 自己紹介:のんびり屋、でも好きなことには熱い一面も。 中高生三児の母。
プロフィール 赤ペン先生 赤ペン先生は「進研ゼミ」の選考に合格し、ゼミ独自の研修・教育を通じて、教科の学習内容やお子さまの力を伸ばす指導法などを学んだ人です。 お子さま一人ひとりの解答状況や学習の到達度に合わせて、丁寧に添削・指導いたします。 ※「赤ペン先生」は(株)ベネッセコーポレーションの登録商標です。