軽ヘッドながら高MOIヘッドの「G430 HL MAX」は、ポテンシャルを引き出す専用「SPEEDER NX 35/45」シャフトのみ装着可能。軽快かつしっかりした振り心地でヘッドスピードアップに特化

　軽ければ当然速く振れます。つまりヘッドスピードを最大化して飛距離を稼ごうというコンセプトのクラブなのです。 「HL」はHigh Launch（高弾道）という意味で、パワー不足の人でも球が上げられ、しっかりと飛距離を稼げるという意味合いも持っています。ソール後方がせり上がった大きなソール角も特徴的で、これも高く＆速い打ち出しのショットが打ちやすくなっている要因。 　加えてヘッド後方のウエート移動でドロー、フェードとつかまり具合の調整もできて、効果をはっきりと感じるほど重心位置が変わってくれます。ヘッドスピード＆ボール初速も方向性も欲しいというゴルファーの要望にも応えてくれるドライバーです。

左右でも上下の打点ブレがミスにならない「G430 MAX 10K」

「G430 MAX 10K」はヘッドの左右MOI（慣性モーメント）と上下MOIの合計値が10K（10000 g・cm2）を越える、ピンのテクノロジーを最大化したドライバーです。 　2024年ドライバーのトレンドワードともいえる「10K」を誰でも打って実感できますが、その理由はアドレス時の圧倒的な安心感を与えるヘッドシルエットにもあると思います。

ヘッド左右＆上下MOI（慣性モーメント）の合計が10K（10000g・cm2）を越えたピン「G430 MAX 10K」は、ブレないと実感できるドライバー

　最大級の投影面積でシャローヘッドに見えますが、ヘッドを計測してみると実はヘッド高もしっかりあります。ソール角を大きくすることとネックの高さをギリギリまで低くすることで、体積460ccのルール内で左右の打点ミスだけでなく、上下の打点ミスにも強いという抜群にブレないドライバーを完成させています。 　あえてヘッド後方のウエートを固定式にしているのは、それだけヘッドのポテンシャルを明確にしたかったのではないかと推測できます。 　ドライバーショットに悩むゴルファーへ勧めるとしたら迷わず「まずG430 MAX 10Kを打って」といいたくなるほど安定感に優れていて、ティーショットのブレに対して結果で応えてくれるドライバーです。

【解説】筒 康博（つつ・やすひろ）

伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン＆コミュニティー「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。