原子力規制委が定例会見 テロ対策期限の延長認めず(全文2)不適合は看過できない
原子力規制委員会の更田豊志(ふけたとよし)委員長は24日午後、定例会見を開いた。 【動画】原子力規制委が定例会見 テロ対策期限の延長認めない方針決める ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「原子力規制委が定例会見 テロ対策期限の延長認めない方針決める」に対応しております。 ◇ ◇
どのような代替案がありうるのか
記者1:すいません。私も個人的に代替案なるものがありうるのかどうか、素人考えで考えてみたんですが、例えば今日ちょっと、私の理解が至らなくて申し訳ないですが、例えば期限が来てもそのまま動かして、次の定検に入ります。そこでじゃあ完了してくださいみたいなものは代替案とはいいがたい、そもそも物理的にはデッドラインを延ばすっていう意味合いにはなるわけなんですが、そういうのは代替とは、範疇には入らないものなんでしょうか。 更田:代替案の中で一番すっきりする代替案って、その時点で施設を止めますっていうのが一番、代替案として、それを代替案と言うかどうかは別としてですけども、それも代替案の1つなんです。今のご質問は非常に、実はそれが、例えば個人的に私のケースで言うと、今申し上げたようにほかの委員とそんなに個別には意見の交換をしていませんけども、私の場合は1つのケースとして、運転期間中にその期限を迎えたときに、今おっしゃるように、特段の停止命令等を出さずに、基準不適合状態にはなるんだけどサイクル末期までは運転をして、そうするとその次には事業者検査が終了しないので、定期事業者検査は不適合の状態では終了しないので、次に立ち上がらないと、そういったケースについても考えはしたんです。それがいいという意味ではなくて、幾つかの例として。 考えたんだけど、ただし期限が来た時点で基準不適合という状態が生まれるわけで、この不適合っていう状態で、そのあとの運転状態に対して、それを見過ごすというか、今日は看過するという言葉を使いましたけども、ことが法的に見ても、ないしは規則に照らしても、それから何よりも原子力規制委員会の姿勢に照らしても、それがかなったものか等を考えたときに、それはやはりとうてい許容できるものではないだろうと、それが今日の結論に至った1つの理由ではあります。 記者1:ありがとうございました。 司会:それでは1つ前の。はい。